UFO撮影記



2019年5月30日

この日私は風景写真を撮るために、群馬県最北部にある野反湖に出かけた。
梅雨を控えたその日は大変素晴らしい晴天で、 野反湖上空にも雲ひとつないような青空が広がっていた。

デジタルカメラで90枚程撮影し、翌日作品を仕上げるために、空の部分に目立つ撮像素子のゴミの影を修正していて、異物に気がついた。
青空の一角に、あるべきではない黒い物体が写っていた。
UFO(未確認飛行物体)か?

撮影された物体は少しブレているが、三脚を使用し、1/500秒という高速シャッター速度なので、カメラブレではない。
物体の移動速度がかなり高速だったと思われる。
21mmの超広角レンズのため、残念ながら物体は決して大きく写っていないが、逆に言うと、21mmレンズでこの大きさと言うことは、もし肉眼で目撃していれば、かなり大きく見えたはずだ。

幸か不幸か、当日私は紫外線対策のために、色の濃いサングラスをかけ、白い飛行機雲を引いている航空機の方に気を取られていたので、全く気がつかなかった。
むしろこれは幸運だったと思われる。
仮にこの物体を目撃したとしても、一瞬のことで、撮影することは不可能だったろう。

更にこの一枚は、構図も決まらないまま、思わず撮ったものである。
画面左下に、大自然の風景写真に似つかわしくない、人工の通路が写っている。

これをフレーミングでカットする間もなく、シャッターを押している。
とにかく一枚撮らなくてはという意識で、指が自然に動き、シャッターを切ってしまった。

そして、ここでシャッターを切らなかったなら、この物体は絶対に写っていなかっただろう。
今回は、不思議な偶然がいくつも重なった。

当時全く気がつかなかったことからして、この物体は無音で飛行していたと思われる。
飛行高度は、飛行機雲を発している航空機に比べると、かなり低いようだ。

大きさも、それほど大きくない。
色は濃い灰色か黒に近いが、等倍画像でも、一部オレンジ色の発色が見られる。

かなりごつい、球を押しつぶしたような形の物体である。
見なれた航空機のような、華奢さは微塵もない。

もし、巨人が向いの山から巨大な砲丸を投げたなら、こんな印象だろうと思われる。
そして、6秒後の次のカットには、画面のどこにも影も形もなかったので、一瞬にして飛び去ったようだ。

この物体には、鳥や昆虫の羽根、航空機の翼、ヘリコプターやドローンの回転翼や腕、ロケット推進の噴射炎が見られないので、既知の飛行物体とは思えない。
私が撮影したものなので、一切のインチキが無いことは自分が一番知っている。
消去法からして、UFOであると思われた。

はたしてこれが本当にUFOなのか、撮ってしまった私としては、第三者に判定してもらいたい気持ちがふつふつとわいてきた。
見てはならないものを見た、目撃者の悩みである。
眠れない日々が始まった。

家族、友人、知人に、画像を見せて話してみた。
「不思議だねえ」「珍しいものを撮りましたね」と言われるが、そこで思考は停止する。
これ以上は進めない。

報道機関にも複数社連絡したが、返答があった社でも「鳥かドローンではないですか?」と、けんもほろろだ。
自動応答メールは来たが、担当者から未だに連絡の無い社もある。
考えてみたら、彼らもUFOなどという厄介なネタには、関わらない方が無難なのだろう。

読者や視聴者に対して、ある程度検証して紹介しなければならない。
それが私の狙いだが、大変面倒くさい作業となる。
苦情や批判にも備えなければならない。

更にネット検索しても、国内には公的なUFO研究機関は今の段階で見つからない。
民間の研究者、研究機関はいろいろあるが、私が言うのも失礼ながら、胡散臭いものが多いような気がする。

その中で、サイトの内容や構成役員の顔ぶれより、信頼できそうな複数の個人・機関に画像を送って、判定を仰いだ。
その結果、数名の方より、「これはUFOでしょう」という見立てをいただいた。
それらのサイトはこちらである。

ようこそ 日本サイ科学会公式サイトへ

浅川嘉富の世界へようこそ

一方、MUFONとはアメリカに本部のある、UFO研究に関して世界一の機関らしいが、残念ながら英語がわからない私には連絡のしようがない。
ここには毎日、世界中からUFO情報が集まるらしい。

さて、UFOらしいということは判ったが、では実態は何なのか?
本来はここが出発点であるが、素人の私には解明は到底不可能だ。

そして、うっかりのめり込むと、大変なことになりそうな予感がする。
私の最近の心境は「断捨離」である。

背中の荷物は極力軽くしたい年齢だ。
残念であるが、ほどほどで撤退することにした。

記事のUFO画像→DSC1252



2019年9月19日

断捨離とは、「作家のやましたひでこが提唱する、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想の事」(ウィキペディアより)である。
そう、私はもう断捨離の年齢だ。

もともと必需品しか持たない主義だが、最近は行動自体も制限し、余分なことはしないことにしている。
UFO研究なんてとんでもない!

しかしあれ以来、「UFO…UFO…UFO…」と呪文のようにくりかえす。
ネット検索欄にはいつの間らか「UFO」の三文字が…。
私はUFO病に罹ってしまったようだ。

先日のUFOは偶然にたまたま写っていた。
たまたまでなく、撮る気で撮れないだろうか?
こんな不遜ともいえる考えが、いつの間にか私の脳裏に住み着いた。

UFOは都会より、自然に恵まれた地域が好きに違いない。
勝手にそう思った私は、風景撮影もかねて地元の榛名湖に出かけた。

レンズはやはり、広い空間が写る広角レンズがよいだろう。
そもそもUFOは高速移動物体なので、発見してから撮影するなど至難の業だ。

私は湖畔に三脚を据えカメラを構えた。
そしてシャッターを押すごとに、「UFOよ写れ!写ってください!」と念じた。

湖畔の風景を150枚ほど撮影して、その日の撮影は滞りなく終了した。
もちろん目の前に、UFOが現れるような僥倖などあろうはずはなかった。

自宅に戻った私は、150枚の写真を穴のあくほど精査した。
それこそ一画素に至るまで。

不思議な物体が写っていた…。
それはまるで米粒だが、確かに異物だ。

雲を背景にした涙的型の物体。
静止しているようだった。

21mmの超広角レンズが悔やまれる。
望遠レンズを向けていたら、もう少し大きく写っていただろうに。

しかし私は、新たなステップを踏み出せたことに満足した。
夢の出現である。
こうして私の、「UFOウオッチャー生活」が始まった。

記事のUFO画像→DSC1362



2019年9月27日

今度こそ狙って撮ろう!
私は双眼鏡と望遠レンズを持って、また榛名湖に出かけた。

あの雲の下のUFOを望遠レンズで撮るのだ。
静止しているようなので、狙って撮れるかもしれない。

当日はこの上もない快晴だった。
現地に着くと、わたしはまず天に向かって強く念じた。
「UFOよ現れてください!」

カメラを三脚に据え、自身もパイプ椅子に座る。
9月末とはいえ、直射日光に当たると暑いので、湖畔の木陰に陣取った。
そして、今日は長期戦になると自分に言い聞かせた。

双眼鏡とカメラのファインダーを交互に覗く。
普段はあまり上を向かないので、次第に首のあたりが痛くなる。

そうこうしているうちに、斜め上空に航空機が行きかい始めた。
この辺に航路があるのだろうか?

双発や4発の旅客機と思われる飛行機が複数、双眼鏡の中に現れる。
豆粒のようだが、背景が青空なので肉眼でも視認できる。

目視する速度はゆっくりで、UFOの比ではないが、撮影の練習にうってつけだ。
私のレンズはマニュアル・フォーカスなので、望遠レンズとなるとピント調整も微妙だ。

そうこうしているうちに、2時間半が経過した。
座り疲れもし、首もだいぶ痛くなったので、そろそろ撤収しよう。

UFOは現れなかったが、良い空気を吸っただけで十分だ。
私は失意の自分にそう言い聞かせて、帰路についた。

帰宅後、例によって画像の精査にとりかかる。
とは言っても、撮影したのは飛行機なので期待もあまりしていない。

「あれ?これは?」
飛行機だと思って撮影した記憶があるが、どうも変だ。

翼が無い!
胴体も前後二つに分割されている。
航空力学的にあり得ない形態だ。

撮影時の記憶を思い出す。
他の航空機と同じような航路だった。

速度も他の航空機と同じか、やや速い程度だ。
まず肉眼で捕らえて、速度がやや速いので、早く撮らなくてはと少し焦った記憶がある。

進行方向は一定で、直線的な動きをしていた。
おおよそUFOに似つかわしくない。

しかしどう見てもUFOである。
未確認飛行物体だ。

おかしなUFOもあるものだ…。
この日私は、UFOにもいろいろあるものだと思った。

(2020年6月9日追記)
これまで下記のひとつ前のカットを展示していた。
ところが最近次のカットを見直すと、すぐそばにレンズか撮像素子のゴミかシミのような黒点が写っていた。

当時はゴミかシミだろう程度の認識しかなかったが、あるUFO研究家のユーチューブの解説では、このボヤっとした黒い塊はUFOのエネルギー体だそうだ。
精査したところ、前後のカットの同じ場所に黒点が存在しないので、レンズや撮像素子のゴミやシミではない。
正体不明であるが、参考のためにこちらを展示することにした。

記事のUFO画像→DSC1546



2020年5月28日

今年は大変な年になった。
寒さも峠を超え、これからUFO撮影に出かけようという矢先、新型コロナウイルス肺炎が世界中に流行し、日本全国にも緊急事態宣言が発令された。

日本の場合は強制封鎖ではないが、外出の自粛が要請され、外出しづらい状況になってしまった。
山間部における写真撮影など、何の問題もないはずだが、同調圧力とは恐ろしいものである。

営業している飲食店などは嫌がらせの張り紙がされ、他県からの車に石が投げられるという。
私は外出する気が萎えてしまって、ずっと自宅にこもっていた。

今年に入って、1月24日に一度榛名湖畔に出かけたが、当日は薄雲が多く、残念ながらUFOらしきものは一枚も写っていなかった。
前置きはこれくらいにして、緊急事態宣言も解除され外出自粛が解けた5月28日、私は久しぶりに榛名湖畔に出かけた。

前夜寝る前に、「明日はぜひUFOの姿を撮影させてください」と、テレパシーを送っておいたことは言うまでもない。
当日は天気予報通りの快晴に恵まれ、目に沁みる新緑の中、私は三脚にセットしたカメラを担いで湖畔を歩き回った。

新緑の風景撮影も兼ねていたので、レンズはいつもの21mm超広角にした。
アップ画像は望むべくもないが、例え米粒でも、とにかくUFOを撮影しようという作戦である。

下界では暑いほどの陽気であったが、榛名湖畔は薄手のジャンパーを羽織らないと寒いくらいの、快適な気温であった。
昼食をはさんで、雲が出始めて光線状態が悪化するまでの数時間、私は撮影を続けた。

残念ながら、肉眼で見えるようないかなる飛行物体も現れなかった。
私は久しぶりの運動と日光浴、森林浴に満足して帰路についた。

帰宅後の作業はいつものとおりである。
等倍に拡大した画像の、主に空の部分をくまなく調べる。

撮影枚数が270枚余に及んだので、その作業にはかなりの時間を要した。
陽気が良いせいか、鳥や虫がほとんどすべての画面に写っている。

近距離のものは羽が写っているので見分けやすいが、遠方のものは球形に写って非常にまぎらわしい。
精査の結果、3カットほど説明のつかない画像が残った。

米粒ではあるがUFOである。
望遠レンズならもう少し大きくは撮れるだろうが、確率的に相当難しい。

もっと余裕のある時に、双眼鏡をのぞきながら挑戦したいと思う。
しかし、不思議な物体である。
UFOに私のテレパシーが通じたのだろうか…。

記事のUFO画像→DSC3314
記事のUFO画像→DSC3379
記事のUFO画像→DSC3433



2020年6月9日

どうしてもUFOの大きい画像が撮りたい。
前回、榛名湖畔の風景写真も存分に撮れたので、今回は望遠レンズ一本に集中することにした。

中望遠レンズだが、コントラスト・解像力の高い135mmを選んだ。
快晴の日をねらったところ、下界は30度超えの真夏日となった。

榛名湖畔のいつもの場所に陣取る。
そこは木陰で、そよそよと水面を渡る涼しい風が吹きわたる。
Tシャツ一枚では、少し涼しすぎるほどだ。

キャンプ用の小型椅子に座り、カメラをセットした三脚を股間にはさみ、ひたすら天を仰ぐ。
カメラのファインダー内の風景は、青空か白い雲しかない。

ビデオ三脚なので、パンやチルトは極めてスムーズだ。
上下左右と、大空をなめるようにレンズを振り回す。

午前10時半より開始し、昼食をはさんで三時間余り、ひたすら空を撮り続けた。
途中で二機ほど旅客機らしき航空機が通過したが、それ以外はハヤブサらしき鳥影が見えただけだった。

他人が私の姿を見たなら、不思議な光景に映るだろう。
何時間も、ひたすら空にレンズを向けているが、青空が広がり雲が浮かんでいるだけである。

以前は、「何を撮っているのですか?」と話しかけてくる、好奇心の強い方もいたが、このコロナ禍が幸いして、誰も近寄って来ない。
「どうかUFOを撮影させてください!」とテレパシーを送りながら、私はシャッターを切り続けた。

上を向きすぎて首もだいぶ痛くなったので、これといったものを撮った実感のないまま、午後2時近くで終了とした。
紫外線浴ができ、免疫力も少しは上がったかもしれない。

榛名山から下りると、下界は猛烈な暑さである。
猛暑日一歩手前であった。

撮影枚数は170枚程だが、例によって等倍画像での精査に入る。
ピントは上空の雲に合わせている。

望遠レンズは被写界深度が浅いので、少しピントがずれただけで被写体がぼやけてしまう。
そのせいか、ピントの合っている物は雲ばかりである。

カチッとした金属の質感を持つ物体を期待していたが、目につくのは、大小の黒い影のようなものが多い。

撮像素子のシミは、輪郭がはっきりした灰色の円形だが、写っているものは、もやっとしたあずき色がかった影である。
2019年9月27日の記事に追記した部分で、あるUFO研究家によると、UFOのエネルギー体なるものがあるそうだ。

ユーチューブのそれは、もやっとした黒い影に見える。
ちょうど今回の影のようだ。

また他の解説では、UFOは自由に次元を移動できるそうだ。
この影は、他次元より移行中の、完全に物質化していないUFOなのだろうか?

疑問は尽きないが、はっきりしていることは、この影が前後のカットにないので、シミやゴミではないことだ。
あるいは、被写界深度をはるかに越えた、レンズ前を飛んでいる昆虫類が写り込んだのだろうか?
いや、そうだとしたらもっとぼやけるか、黒く写るはずだ。

いずれにせよ未確認の「何か」が、そこにあったと思われる。
謎が深まる一日であった。

記事のUFO画像→DSC3636
記事のUFO画像→DSC3637



2020年6月17日

朝一番、窓の外を見て驚いた。
そこには、雲一つない青空が広がっていた。

こんな日はやはり榛名山に行かないと!
予定していなかっただけに、にわかに忙しくなった。

手早く家事をかたずけ、10時過ぎには榛名湖畔に到着した。
「あれ?今日は馬鹿に混んでいるなぁ」

湖畔の駐車スペースには、車がかなり並んでいた。
いつも駐車するところにも、軽の黒いワンボックスカーが止められている。

そこは駐車スペースの左端、桜の木のすぐそばで、車を止めて桜の木の下に陣取ると、半日木陰の下で過ごせる。
仕方がないので、車は少し離れたところに駐車し、三脚と椅子だけをいつものところにセットする。

朝方は雲一つない青空だったが、この時間になると白い雲がふわふわと、あちこちに浮かんでいた。
いつものように、三脚にセットしたカメラを抱え込むような姿勢で、撮影を開始した。

空をグルグル撮影するが、雲以外は何もない。
ひたすら、「今日は少し大きめのUFOを撮影させてください!」とテレパシーを送る。

が、今日はどうも心が集中できない。
いつもと違って、あたりがやけに騒がしい。

車の出入り、人の話し声、カーラジオの音、バイクのエンジン音などが絶えず聞こえ、いまいち落ち着かない。
湖畔と言うのは、音が水面に反射するせいか遠くの音もよく聞こえる。

途中2機ほど航空機が飛来して気分もまぎれるが、1時間ほどすると最悪の事態となった。
私の陣地のすぐ後ろに、軽の黒いワンボックスカーがある。
しばらく無人だったので釣り人かと思っていたが、どうもそうではないらしい。

どこからともなく、ボサボサ頭でひげ面のオッサンが戻って来た。
釣り人なら間もなく釣り場に戻るだろう。
ところが、ドアをバタバタ開け閉めした挙句、折り畳みの長椅子をセットしくつろぎ始めた。

私はまるで、背後から監視されているような状態になった。
そのうちたばこをプカプカやり出して、悪いことにこちらに煙が流れてくる。

もうこうなると、神経が向かう先は上空ではなく背後となる。
テレパシーどころではない。

「こりゃだめだ」
私は内心つぶやいて、本日の撮影を終了することにした。

湖畔での撮影は景色も良く気分も良いが、観光客や見物人も多い。
私の撮影は被写体として湖は関係ないので、これからは人の集まらない、空が開けた場所を探そう。
それには、なるべく景観の悪いところが良いだろう。

私は新緑ドライブを楽しみながら帰路についた。
帰宅後、いつものように等倍画像の精査をする。
撮影枚数は80枚ほどなので、早く済みそうだ。

ざっと見では、変わったものは何も写っていなかった。
しいて言えば黒い影が二つあったが、前回よりもぼやけていて話題性に欠ける。

徹底的な精査の結果、航空機の前後に白点が見つかった。
豆粒よりも、米粒よりも小さな白点。
ゴマ粒のような白い小さな球体。

コントラストを最大に上げてやっと見やすくなった。
「何もないよりかましか…」
私は投げやりにつぶやいた。

記事のUFO画像→DSC3759
記事のUFO画像→DSC3761



2020年9月28日

今年の梅雨は長引いた。
7月いっぱい、毎日のように雨が降っていた。

8月に入るや否や、梅雨が明けると今度は猛暑が襲ってきた。
撮影に出かけるどころではない。

9月に入ってやっと暑さが収まったのは、彼岸直前であった。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、これがいつまで通用するか危惧される。

彼岸のシルバーウイークは人出が多いのでパス。
その後は台風やそれに続く低気圧で、天候が安定しない。
空が青々と晴れないと、UFO撮影は難しい。

やっとチャンスがやって来た。
この日の予報は文句ない晴天で、実際気温はやや高かったが湿度は低くカラッとしていた。

私は前日から準備を進めて当日に臨んだ。
榛名湖畔は紅葉にはだいぶ早く、新緑のような躍動感もなく、お世辞にも撮影意欲がわく景色ではなかった。

久しぶりなので、私はカメラに望遠レンズではなく、確実に撮れる広角レンズを付けて車外に一歩踏み出した。
機材を入れたリックと、カメラをセットした三脚がずっしりと体にこたえる。

湖畔の斜面を上り下りする両足は、よろめきがちだ。
数カ月間自宅にこもっていたので、足腰の筋力がだいぶ低下したようだ。

とりあえず、カッターボートが係留してある湖畔を撮影の出発点とする。
光線的には逆光であるが、釣り人以外の観光客が少なく、静かに撮影できる環境だ。
私は天に、「どうかUFOを撮影させてください!」とテレパシーを送った。

真っ青な空と純白の雲。
黒々と連なる低山と広々とした湖面。
手前のカッターボートも、半ばシルエットと化している。

湖面のところどころに浮かぶのは、釣り人のボートだ。
なんと言う平和な風景だろうか。
新型コロナ禍など嘘のようだ。

「UFOよ写れ!写ってくれ!」
私は念を込めてシャッターを切り続けた。
途中小型ヘリが飛来したが、UFOらしき物体を何一つ目撃することもなく、午前中で撮影を終了することにした。

景色はいまいちだし、風も出てきた。
少々肌寒くもある。

まあ焦ることもあるまい。
私は持参した弁当を食して、帰路についた。

自宅に着くと、さっそく画像の精査に着手する。
等倍画面でなめるようにスクロールする。

すると…。
あった!
何枚か不思議な物が写っていた。

注意を要するのが、昆虫や鳥である。
それらは黒く写っていることが多い。
しかし羽が写りこむことが多いので、きれいな円形や楕円形ということはない。

それにしてもこの、白点は何だろう。
真昼間なので、オーブは考えにくい。

素人の想像でしかないが、何かのエネルギー体かも知れないし、UFOが三次元の物体に移行する過程かも知れない。
いずれにせよ、この日も何体かの不思議な物体を写すことができた。

特に一枚目は、ヘリとの比較ができて興味深い。
私は久しぶりのUFO撮影に満足した。

次回こそ、望遠レンズでアップ画像を狙うぞ!

記事のUFO画像→DSC4039
記事のUFO画像→DSC4087
記事のUFO画像→DSC4090



2020年10月13日

今年は天候不順により、なかなか撮影に出かけられない日が続いた。
10月に入り秋晴れを期待したが、突如として寒いくらいの日となる。

さらに台風や低気圧により天候が安定しない。
そんな中、13日は絶好の秋晴れとなった。

雲一つない青空とは、当日の空模様である。
私は久しぶりにホットモットで弁当を仕入れ、9時過ぎにいつもの榛名山に向かって出発した。

下界は申し分のない青空だったが、榛名山に近づくにつれ雲が増えてくる。
不思議なことに、いつも榛名湖上空には雲があった。

湖上では、中学生が乗り組んだ、数隻のカッターボートから黄色い声がにぎやかだ。
号令をかける野太い教師の声も、手に取るように聞こえてくる。

今日こそは少しアップ気味のUFO画像を撮ろうと、私は135mmの望遠レンズをつけた。
狙える被写体なら、最低400mmの望遠レンズが欲しいところだが、狙って撮れる被写体ではないので、中望遠程度が使い勝手が良いと判断した。

ビデオ三脚にカメラをセットすると、結構な重量がある。
湖畔に沿った道路を歩くわけだが、運動不足がたたって足が重い。

ましてや、湖畔に降りる際は、かなりの勾配の斜面を下らなければならない。
足がもつれれば転落を免れない。
カメラは壊れ、自分も大けがをするかも知れない。

10年位ほど前だが、渓流釣りの際、川に転がり込んで右手親指を骨折した苦い経験もある。
焦りは禁物だ。

車のすぐそばに場所が取れれば、折りたたみ椅子を使いたいところだが、椅子まで持って移動するのは更に厳しい。
私は広めの岸辺がある、湖畔の一角に陣取ることにした。

幸いなことにそこには大きな石があり、座り心地は悪いが何とか座って撮影することができた。
私は雲がだいぶ張り出した、榛名湖上空の青空に向かって、シャッターを切った。

「かけらでもよいから、何かそれらしい物体が現れてくれ!」
私はいつものように、心の中で呪文のように唱え、テレパシーを送った。

午前が終了するころ、湖の上空はすっかり雲に覆われてしまった。
雲だらけでは撮影にならない。

私は正午を機に、当日の撮影を終了することにした。
空を飛ぶものは、点のように小さな一羽の鳥を見ただけだった。

山を下りると、あの曇り空が嘘のように、下界は晴れ渡っていた。
そして、25度を超える夏日になった。

コーヒーを飲んで一服した後、私は例の作業に取り掛かった。
まず最初に、100枚少々の全画像をざっと見る。

この段階で何かを発見することも過去にはあったが、何の収穫もない。
次に等倍画面で精査する。

結構手間のかかる作業だ。
全体の2/3ほどを見たところで、時間切れとなった。
結局この日は何も写っていなかった。

翌日、残りの画像の精査に着手する。
前日の様子から、期待感はあまりない。

望遠レンズの場合撮影範囲が狭まるので、偶然に何かを撮影するような方法は、撮影効率は良くない。
とうとう、最後の一枚になってしまった。

今回は収穫ゼロか。
そういう日もあるものだ。

そもそも、不思議な物体が写ること自体の確率は高くない。
何もなくて当然である。

私は自分にそう言い聞かせて、最後の作業を終わろうとした。
と、その時である。

榛名富士の背後のわずかな青空に、アズキ色のぼんやりとした物体を発見した。
望遠レンズの場合は被写界深度の関係か、アウトホーカスになることが多い。

物体というより、エネルギー体と言った方が適当かも知れない。
そこで私は、コントラストを強めにつけて、更に輪郭補正(シャープ)をかけてみた。

するとぼんやりとしたアズキ色の影は、黒い楕円形の物体に変化した。
昨年の5月30日に、野反湖の上空で撮影した物体のイメージである。

これは無人の小型偵察UFOだろうか?
鳥影でも昆虫でもない。

私はこの日の努力が報われた気がした。

記事のUFO画像→DSC4175



2020年10月20日

今年も煮詰まって来た。
あれよあれよという間に急激に寒くなって、各地の初冠雪の便りが聞こえ出した。

秋は、あの快適な秋はどこへ行ってしまったのだろう。
私の心の中では焦りが生じてきた。

こうなったら、天気が良い日はとにかく取材に出なければならない。
そんな中、10月20日は全国的な晴天予報となり、私は勇んで野反湖に出動した。

ここは、最初にUFO画像を撮った所である。
午前8時半に出発して、11時に現着。
片道約80Km、所要時間2時間半である。

野反湖は紅葉にはやや遅く、白樺はほぼ落葉していた。
このシーズンは過去に何回か来ているが、今回は風景写真撮影とUFO撮影を兼ねて、空の部分が多く入る構図を考えた。

そして、いつもは、オオカラボリ駐車場に車を止めて、湖畔に降りるまでを主に撮影したが、今回は池の峠駐車場に車を止めて、オオカラボリ駐車場まで歩きながら撮影した。

それにしても年に何回もないような晴天である。
平日ということもあり、観光客やハイキング者もほとんどいない。

私は有名であるにもかかわらず、観光地然としない野反湖周辺を独り占めしたような気分になった。

しばしの撮影後、湖畔に下りた私は往路と同じコースを戻らず、湖畔沿いを戻ることにした。

これがそもそもの失敗だったことは、コースにかなり急な勾配が現れるまで気がつかなかった。
考えてみれば、湖は低いところにある。

それに対して自動車道路は起伏はあるものの、湖面よりかなり高い位置にあった。
出発点は名前からして池の峠である。

歩いてきたのは舗装道路なのだが、緩い下り道がダラダラと続いていた。
ところがハイキングコースは遠慮しない。

湖畔から池の峠駐車場に戻る最後の部分は、一気に息も上がる登りとなった。
7キロほどの撮影機材もそれに加勢し、涼やかだった私は、たちまちダラダラと汗の滴り落ちる状態となった。
休み休み、それでも負けずに撮影も行い、やっとの思いで愛車のもとにたどり着いたのである。

帰路の2時間半を計算しないと、自宅に着くころには日が暮れる。
私は午後1時30分を確認すると、早々に帰路についた。

画像の精査は、翌日に持ち越した。
疲れもあり、とてもその余裕が無かったからである。

翌日、例によって一枚ずつ確認する。
おやっ?

今回は数枚目から、らしい物体が写っている。
しかしどうも判断ができない。

風があったので、木の実のような物体が飛んでいる。
はっきりと羽が確認できないが、水平飛行しているのは昆虫が多い。
透明な羽は写らない場合がある。

消去法でそれらを除いて、これは多分と思われるものが1枚あった。
葉巻型の物体だ。
あるいは、横から見た円盤状の物体かも知れない。

かなり傾いでおり、鳥や昆虫にしては胴体が長すぎる。
素人が撮るものである、気楽に行こう。

いずれにしても未確認飛行物体だ。
今日も撮ったり、UFOを!

記事のUFO画像→DSC4316



2021年4月15日

冬の寒さが終わると、花粉の季節がやってきた。
昨年に比較し、約3倍の飛散量だそうだ。

私は4月半ばまで、花粉症に悩まされた。
とても散歩や撮影に出る気がしない。

そうこうしているうちに、鼻水の出方がだいぶ納まった。
当日はこの上もない晴天で、雲一つない。
これはぜひ取材に出かけないとと思った。。

いつもの通り、9時過ぎに自宅を出る。
行先もいつもの榛名湖だ。

今年初めての取材なので、うきうきとした気分になる。
前回が10月だったので、半年ぶりの取材だ。
今日は望遠レンズで、ぜひとも大き目のUFOを撮影したい。

10時過ぎに現着し、機材一式を担いで湖畔の周回道路を歩き始める。
途中の山々は、萌黄色の若葉が新緑の兆しを感じさせたが、榛名湖周辺の山はいまだ冬枯れの様相だ。

おまけに湖面からふき寄せる風は、厚手のMA-1ジャンパーを着ているが寒く感じる。
風景写真としては全く魅力がない景色なので、135mmの中望遠レンズ一本で通すことにした。

撮影開始前いつものように心の中で、「ぜひUFOよ写って下さい!」と念じる。
湖畔に降りてはひたすら空を写す。
広角レンズと違って望遠レンズでは、映るものは青空だけである。

ただ青いだけの空間。
「チラリとでもいいから、金属物体が現れくれ!」
ファインダーを覗きながらひたすらテレパシーを送る。

周回道路の道端には、所々黄色いラッパ水仙が群生していた。
地元の人が観光客の目を楽しませるために、植えたのだろう。

それらも撮影しながら、私は3Kmほど撮り歩いた。
歩けば少し暖かくなるだろうと思っていたが、手はかじかみ鼻がズルズルと出てきた。

本日は弁当を持参しなかったので、以前に一度入った湖畔のレストランで昼食とした。
景色もいまいちなので、観光客はきわめて少ない。
コロナ過が続いているので、それは安心材料でもある。

昼食後は、来た道を戻った。
片道約3Kmの撮影散歩であった。

往復のそれぞれ一回ずつ、はるか彼方に航空機らしきものが一筋の飛行機雲を引いて飛んでいた。
他に撮るものもないので、練習も兼ねて一応撮影した。
その他目に入ったものは、釣り人のボートと、湖上を悠々と飛び去るアオサギくらいであった。

UFOがそんなに簡単に撮れるはずがない。
久しぶりの散歩と日光浴で十分ではないか。
私は自分にそう言い聞かせて帰路についた。

帰宅後、早速パソコンに画像データを移す。
撮影枚数は約270枚。
ざっと画像のチェックをする。

「何も写っていない!」
望遠レンズなので、等倍の一画素チェックは必要ない。
画面全体を見れば、何かが写っていればすぐわかるはずだ。

「こういう日もあるものだ…」
私は当日の画像チェックを終わりにした。

発見は次の日にあった。
不要画像を消去するために、私は一枚ずつ再チェックした。

「あれれ?これは?」
午後に撮影した、遥かかなたの航空機の画像である。

航空機自体は形を認識できないほど小さい。
ポツンとした白い点である。

問題はその周囲に写っている、二つの黒い物体である。
ノートリミング画像では見過ごすほど、小さい黒い点である。

等倍画像でコントラスト上げると、黒い球体のようである。
135mmの望遠レンズにもかかわらず、ゴマ粒のようである。
大きさは、21mm広角レンズの場合と大して変わりがない。

カラスにしては球形すぎる。
連続二カットに写っていた。

不思議なことはもう一つあった。
この二カットだけ、航空機と思われるものが白く輝いているのだ。
当時の記憶としても、ピカッと光った気がした。

当時は、太陽が機体に反射したと思った。
しかし、光っているのは二枚だけだ。

機体の速度がそれほど速くないので、角度的に太陽光線の反射が二枚だけというのは変だ。
これも不思議な現象であった。

話を戻して、この黒い二つの球体はなんだろう?
「これはやはりUFOだ!」
私は今年のUFO初撮影とすることにした。

(追記)
8月27日
何回もこの画像を見て、疑問が出てきた。
黒点の上の白い物体だ。

飛行機雲を引いているので、旅客機等の航空機だとばかり思っていたが、形が何とも変だ。
やけにズングリしている。

さらに、一枚目は一体型だが、二枚目は前後に分かれているようにも見える。
以前に、胴体が二つに別れたUFOと黒点を撮影したことを思い出した。

もしかしたら、この白い物体もUFOかも知れない。
今回これについて追記することにした。


記事のUFO画像→DSC6075
記事のUFO画像→DSC6076



2021年5月6日

ゴールデンウイークが終わり、いつもの日常が戻ってきた。
私は土・日をはじめ、祝日には極力出かけないようにしている。
コロナ禍と言うこともあるが、皆様のお休みの邪魔をしないという意味である。

連休も終わったので、私の出番となった。
当日はまさに絶好のお日和で、連休中じっと我慢をしていた私は脱兎のごとく自宅を飛び出した。

目的地はいつもの榛名湖だ。
前回はまだ春も浅く、ほとんど冬枯れの状態であったが、今回は少しは若葉が出ているだろうと期待する。

いつものように10時過ぎに到着する。
平日にしては観光客や釣り人が多いようだ。

若者は連休の残りの日なのだろう。
仕事をしていない高齢者は、サンデー毎日か。

前回も黄色いラッパ水仙が目についたが、今回はその数が増えて、お花畑ができていた。
私はUFO撮影よりもこのお花畑に目を奪われて、しばしシャッターを押し続けた。

榛名湖には毎年何回も来ているが、ラッパ水仙のお花畑を目にしたのは初めてである。
私の訪問が数週間の違いで、今まで見逃してきたのだろう。
地元の方々が誘客のために、毎年手入れをされているのに、もったいないことをした気持ちになる。

さて、本来の目的であるUFO撮影にとりかかる。
まずは天に向かって、いつものようにテレパシーを送る。
「どうかUFOが写りますように!」

今回は望遠レンズはやめて、広角レンズで挑戦する。
望遠レンズは被写界深度が浅く、どうしてもボケ気味となる。
撮影範囲も狭く、UFOの撮影チャンスも少なくなる。

榛名湖はまだ早春のいでたちであるが、何とか風景写真の材料として耐えられそうだ。
湖畔沿いの道を歩きながら、良い場所があると湖畔に降りて撮影をする。

午前と午後に分けて、車を移動させて撮影した。
午前はあまり雲もなかったが、午後になると薄雲が目立つようになる。

若い釣り人や、バーベキューをしている家族も散見される。
風もなく、この上もなくのどかな榛名湖畔であった。

もちろん、私が肉眼でUFOを見ることは決して無かった。
もしかして、もしかして、写っているといいなぁと思いながら…。

曇りがちになったので、午後1時に撮影を切り上げる。
天気予報では夏日見込みが出ていたが、榛名湖畔は寒がりの私でも、シャツ一枚で快適な気温であった。
ところが帰路について下界に降りると、湿度こそ低いがまさに夏日となっていた。

急いで自宅に戻り、撮影画像をチェックする。
撮影枚数は181枚。

広角レンズなので、等倍にして隅々まで精査する。
この時期は昆虫や鳥が数多く写っている。
見間違えないように、注意しながら先にすすめる。

すると、早くも不思議な物体が見つかった。
望遠風景と違って、広角風景は見ごたえがある。
当日だけでは見終わらなかった。

翌日に残りの画像をチェックして、すべて終了したのが午後になった。
不思議な物体の総数は5体。

どう見ても、昆虫でも鳥でもない飛行物体である。
ただしその姿はきわめて小さく、その点が残念であった。

記事のUFO画像→DSC6313
記事のUFO画像→DSC6333
記事のUFO画像→DSC6345
記事のUFO画像→DSC6374
記事のUFO画像→DSC6416



2021年5月14日

赤城山にでも行ってみようか。
週間天気予報で、本日が最後の晴天であることを知った私は、少し足を伸ばしてみることにした。

ただし、榛名山より標高の高い赤城山は、山頂はまだ冬枯れの状態であろう。
二週間も待てば、レンゲつつじが見ごろになるはずだ。

しかし待てない。
天候に恵まれれば、また行けばよい。

私はいつものように愛車を走らせた。
榛名山よりかなり距離のある道中は、市街地を抜けて山間に入ると新緑が目にまぶしい。
道路沿いには、レンゲつつじもチラホラ咲いている。

天気予報では快晴のはずだが、薄雲が広がりいまいちの感である。
やはりUFO撮影に雲は邪魔な存在だ。

そのうちに青空が広がることを期待しながら、赤城大沼に到着する。
やはり時期が早い。

白樺は白い幹ばかりだし、レンゲつつじも皆無である。
しかし、本日の目的地は大沼ではなくて、覚満淵(かくまんぶち)だ。

ここは、湿地帯の中に木道が整備されており、グルリを歩くことができる。
過去に何度も来ている場所で、風景撮影だけでも価値のある所だ。

覚満淵は予想通りに枯れ野原状態で、沼の水量も少なく、いまいち迫力に欠ける。
空模様も薄雲が残り、パッとしない。

まあ、散歩のつもりで歩こう。
私は三脚につけたカメラをかついで、木道を歩き始めた。

まずは例のセレモニーである。
「どうか、UFOが写りますように!」
天に向かってテレパシーを送る。

そして、撮影しては歩き、歩いては撮影して、木道のコースを一周した。
私が覚満淵を出るころには、ポツリポツリと来場者が増え始めた。

持参した弁当で昼食をすませ、午後の部は小沼に移動だ。
大沼に比べると、周囲に店等は何もない池のような湖である。

ただし、のんびり散策するにはうってつけの場所である。
私の場合は風景撮影を兼ねて、あわよくばUFOも撮ろうという欲張りな企画である。

湖畔のベンチでは、数組の高齢男女がマスク姿でくつろいでいた。
こんな大自然の中でもマスクとは…。

このころになると、青空がだいぶ広がっていた。
私は空の部分を多めにした構図で、写真を撮り続けた。

気象予報では気温がだいぶ上昇するようだ。
ここでは、長袖シャツ一枚で心地よい気温であるが、下界が思いやられる。

今日もとうとうUFOにはお目にかかれなかった。
UFOを発見したら、即座に望遠レンズに交換して、大き目な画像を是非撮りたいものだ。

自宅までの距離を考え、まだ午後1時であったが、私は帰路についた。
高度が下がるごとに、気温はぐんぐん上昇する。
下界は、30度超えの真夏日であった。

やがて、熱風の中自宅についた。
帰宅すると、いつも通りの作業にかかる。

画像を等倍に拡大して、精査する作業である。
141枚の画像をチェックするのは二日を要するだろう。

やはり時期なのだろうか。
画面に鳥や虫がやたらと多い。

鳥や虫の場合は、大抵黒いぼやけた物体として写っている。
ピントを故意に無限遠に合わせているので、被写界深度の深い超広角レンズではあるが、手前のものはやはりボケる。

ただし遠方のものは、小さいながらもシャープに写る。
今回もニ枚、それらしきものを発見した。

灰色の楕円形の物体で、立体的である。
かなり強固な固体のようでもある。

鳥や虫ではない。
UFOに違いない!

記事のUFO画像→DSC6465
記事のUFO画像→DSC6568



2021年6月9日

前回の取材以来、体調が優れない。
この上もない晴天でUFO撮影日和にもかかわらず、いまいち撮影に行こうという気が起きない。

日中気温が急に上がったり、そうかと思えば朝など寒いくらいになる日が続いたせいで、自律神経が不調になったのかもしれない。
九州地方は早々と梅雨に入ったので、関東地方もボヤボヤしていられないのだが。

体調回復のために、まず禁酒をすることにした。
アルコールの解毒作業に追われる肝臓を休めるためだ。

とは言え、私のアルコール摂取量は日本酒換算で一日一合程度だ。
ただし、毎日は良くないと思われる。

次は減塩だ。
血圧が若干高いので、塩分を減らすに越したことはない。
味噌汁をやめることにした。
前置きが長くなったが、10日程こんなことを続けていたら、体調もだいぶ良くなった。

当日はまたとない晴天となった。
出かける気力も十分にある。

私は朝の家事を片付けると、早々に榛名湖に向かって出発した。
今日は何としても、大き目なUFOを撮ろう!

私が所有している一番の長玉は、ニッコールの180mmF2.8である。
これ以上焦点距離の長い高性能望遠レンズは、非常に高価である。

野鳥撮影でも専門にしない限り、使う機会もあまりない。
今日はこれで頑張ろう。

10時過ぎにいつもの場所に到着する。
いつもの場所とは、お土産屋街の反対側、榛名湖東岸である。

30度超えの真夏日が予報されていたが、榛名湖畔はそよそよと涼やかな風がふき寄せ、大変爽やかである。

まずはいつものように、テレパシーを送る。
「今日は少し大き目のUFOを撮らせてください!」

私は180mmレンズを装着したカメラを三脚に据え、上空を見まわした。
最近はビデオ三脚ではなく、普通の三脚を使用している。
ビデオ三脚の重さに辟易したのだ。

雲一つない青空には何も無い。
雲でもあれば目標物となるが、青空だけでは拍子抜けである。

そうこうしているうちに、航空機と思われる爆音が響いてきた。
慌ててその方向を見ると、グレーの迷彩色をほどこした大型の2機が、編隊を組んで飛んできた。

機体の色からして、自衛隊機か。
慌ててシャッターを切る。

まずは撮影練習である。
後で調べると、自衛隊のC-2輸送機と思われる。
ここで、レンズの設定を忘れていたことに気が付いた。
古い単焦点レンズを使う場合は、その都度レンズの設定をしないと、撮影データが正確に記録されない。
ただし写りに影響はない。

慌ててレンズの設定をしていると、また背後から爆音がしてきた。
場所を移動して見上げると、今度は一機だけで航路も違う。

これも練習がてらに撮影する。
T字型尾翼とズングリ具合で、これもC-2か。

その後は、ハヤブサや蝶が飛んで来たりと、何事もなく時間が経過していった。
いつまでもあるのは、青空だけである。

「だめだ、こりぁ!」
根性なしの私は早くも諦めた。

何も撮れないよりも、広角レンズでせめて新緑の風景でも撮るか。
私は21mmレンズに交換し、新緑の榛名湖を撮ることにした。

もしかしたら、また米粒のようなUFOが撮れるかもしれない。
私は場所を移動して、早めの昼食後に午後の部とすることにした。

午後の部は、いつものカッター置き場から始めた。
機材一式を入れたリックを担ぎ、カメラをセットした三脚を手にする。
これだけで結構重い。

幸いなことに涼しい風が吹いているので、暑さは感じない。
私は岸沿いの道路を、湖畔に降りたり登ったりしながら撮り進めた。

湖畔では、家族連れがバーベキューをしている。
あるいはバスフィッシングだろうか、釣り人も大勢いた。
そうした風景も眺めながら、午後一時半に本日の撮影を終了した。

下界は灼熱地獄だった。
榛名湖畔が涼しかっただけに、暑さが応える。
ヒリヒリするので腕を見ると、真っ赤に焼けていた。

私は自宅に戻ると、早々にいつもの作業にとりかかった。
撮影した約150カットをざっと見る。

「ハハハ、何も写ってないや!」
今度は等倍画面を念入りに見る。

時々昆虫らしき物が写っている。
昆虫は近距離にいるので、ボケているか羽らしき物も写っている。
「これがUFOならば、かなりデカイぞ!」

結局作業はまた二日がかりになった。
「2カットか。説明できない物は。」
またしても米粒サイズだが、虫でも鳥でもないような物体が写っていた。

これまでの経験より、望遠レンズによるUFO撮影はどうも無理そうだ。
広角レンズで連続撮影をしても、数秒後のカットには写っていないので、見てから望遠レンズで撮るなど至難の業だろう。

これまで望遠レンズで撮影した場合も、他の物を狙ったらたまたまUFOらしき物が写っていた。
後は、私のテレパシー能力を磨くしかない。
もし本当に私にその能力があればの話だが…。


記事のUFO画像→DSC6761
記事のUFO画像→DSC6792



2021年9月10日

前回の取材から丁度3カ月が経過した。
早々と梅雨に突入し、その後に続く猛暑日の連続。

そしてまた長雨と、真夏とは思えない寒々とした日々が続いた。
そんな天候不順に左右されるかのように、私の体調不良がぶり返した。

やっと秋らしい晴天が予報された本日、体調も何とか戻った私は、久しぶりの取材に嬉々として榛名湖に向かった。
30度越えの夏日が予報されていたが、恐らく榛名湖は下界と違って涼しいだろう。

私は手早く家事を片付け、榛名湖に向かった。
湖があるとそれだけで絵になる。

榛名湖は赤城湖にくらべこじんまりとしており、景観的にもまとまりがある。
それにUFOの出現具合も悪くない。
私のホームグランドである。

いつものように10時ころに到着する。
下界は青空が広がっていたが、榛名湖上空には、モクモクとした雲が広がっている。
青空の面積はあまりない。

と言うことは、雲の上の物体は写らないわけだ。
でもまあ久しぶりの取材だし、のんびりと風景撮影などしながら、日光浴と散策を楽しもう。
私は目的のUFO撮影にこだわらずに、のんびりと一時を楽しむことにした。

まずはレンズの選定である。
望遠系でそのものズバリを狙いたいが、久しぶりの撮影なので自信がない。

風景撮影も含めて、広角レンズでいくことにした。
UFO探査のために、一応双眼鏡も用意した。

機材を担いで湖畔の道路を歩き出す。
ワカサギが解禁になったので、湖上には多数のボートが浮かんでいる。

いつものカッター置き場から撮影を始める。
モクモクとした雲がユーモラスである。

私は心の中で、「UFOよ写ってください!」と念じながら撮影を続けた。
予想した通り、榛名湖は下界よりかなり気温が低く、Tシャツ一枚では涼しく感じる。

久しぶりの外出なので、機材を担いだ足元がおぼつかない。
急な下りの斜面では、よほど注意をしないと、機材もろとも転落しそうである。

肉眼でいくら上空を見回しても、不審なものは一切ない。
やおら双眼鏡を取り出してみるが、双眼鏡を覗きながら天を仰ぐと、体のバランスが崩れてよろめきそうだ。
これでUFOを発見して、直ちに撮影に移るなど、とても無理だとあきらめた。

いつの間にか上空がほぼ雲に覆われ、日光もあまりささなくなった。
私は早めの昼食を摂り、そのまま帰宅することにした。

下界は青空が広がり、30度越えの夏日だった。
榛名山上は気温が低いとはいえ紫外線は多いようで、1時間半程度の野外活動であったが顔が真っ赤に日焼けしていた。

帰宅後、私は120枚ほどの撮影画像をザッと見た。
何も変わったものは写っていない。
数羽のカラスが飛んでいるだけだった。

一枚ずつの精査に移る。
等倍画像にして、隅から隅までなめるようにして観察する。

全てが見終わったのは翌日になった。
そして驚くべきことに、今回はUFOのオンパレードになった!
三角型、ひょうたん型、従来の楕円形や球形である。

21mmの超広角レンズなので、いずれも米粒のようである。
そこがミソなのかも知れない。

「その程度のものなら写してもいいよ」というUFOのお許しなのかも知れない。
私は久しぶりのUFO取材が、大成功だったと思った。


記事のUFO画像→DSC6901
記事のUFO画像→DSC6903
記事のUFO画像→DSC6904
記事のUFO画像→DSC6929
記事のUFO画像→DSC6944
記事のUFO画像→DSC7001
記事のUFO画像→DSC7024



2021年10月5日

前回の取材から約1カ月が経過した。
その間シルバーウイークやら何やらがあって、一般人の休日が多い。

私は休・祭日は家にこもっている。
皆様のお邪魔をしては申し訳ないからだ。
と言うより、人出が多い中は出かける気がしないのが本音だが…。

この日は朝から良く晴れた。
本当は前日の方が雲一つない青空だったが、いろいろ事情があって出かけられなかった。

この日は戦略を練って、レンズを替えて挑戦した。
打率を上げるために、今まで21mm超広角レンズを多用してきた。
そして、これぞというときには、135mmの中望遠レンズを使用する。

今日はこの中間の、50mm標準レンズで挑戦してみよう。
風景撮影には画角が少し狭いが、そこそこの範囲が撮れるので、もしヒットしたらそれなりの大きさに写るはずだ。

私はこの決意のもと、いつもの榛名湖に急いだ。
ほぼいつもの時間に到着し、いそいそと支度をする。

「どうかUFOが写りますように!」
いつものように、撮影前に上空に向かってテレパシーの念を送る。

50mmレンズで納まる風景は限られる。
絵になりそうな風景写真は犠牲にして、ひたすら空に向かってシャッターを押す。

目の前を遊覧ボートが豪快に疾走する。
湖畔には心和む緑の林が広がっている。

下界は夏日が予報されていたが、榛名湖畔は心地よい涼風が吹き渡り、森林浴に良し、日光浴に良し、散歩に良しと、免疫力向上の要素が溢れていた。
午前と午後の部にわたり、二時間ほど撮影を堪能した私は、午後一時に終了とした。

撮影枚数は300枚を超えたが、私の肉眼はUFOの姿を捉えることはことは決してなかった。
唯一目撃したのは、戦闘機らしき機影である。
米粒の大きさであったが、練習がてらに数枚撮影する。

帰宅後全画像をざっと見る。
変わったものは何も写っていない。

中途半端な構図の風景写真が、延々と続いているだけだった。
時間はたっぷりある、じっくり見よう。

私は当日と、翌日はほぼ一日をかけて、314枚の画像を精査した。
結果は5カットに、それらしき物が写っていた…。

レンズを替えても米粒のような物体。
21mmでも、50mmでも、135mmでも同じ大きさに写る物体。

不思議だ。
私はそうさせている、何者かの意思を感じた。

もちろん、何も写らないよりはずっと良いが…。


記事のUFO画像→DSC7185
記事のUFO画像→DSC7255
記事のUFO画像→DSC7403
記事のUFO画像→DSC7404
記事のUFO画像→DSC7440



2021年10月11日

朝からこの上もないような青空が広がっていた。
天気予報は、真夏日一歩手前の28度を予想していた。

しかし予報では、本日以降は悪天候が続きそうだ。
これはもう、やはり榛名湖に行くしかない。

私は手早く家事をすませ、榛名山に向かって車を走らせた。
ただし本日の榛名行きは、少し意図するところがあった。
いつもは榛名湖畔に直行だが、今回は少しハイキングコースを歩くことにした。

榛名湖周辺には、いくつものハイキングコースがある。
私はその中で、「ゆうすげの道」を選んだ。

木道で始まるそのコースは、左右にススキが茂る中、ところどころにリンドウなどの可憐な花が咲いている。

撮影しながら進むと、木道はいつしか土の小道に変わり、前方には相馬山が見えてきた。
私は昔、この相馬山に登ったことがある。

直射日光が容赦なく降り注ぎ、半袖シャツにもかかわらず、両ほほには汗がしたたり落ちてきた。
午前の部はこのコースのみ一時間程で終了とし、午後の部は昼食後に湖畔を回ることとした。

いつもは必ず雲がわいている湖畔上空だが、今日は雲もほとんどない。
湿度が低いせいか、風景のコントラストがかなり強烈である。
良い風景写真も撮れそうだ。

昼食後、私はいつもと反対の湖東側を撮影することにした。
レンズは21mmの超広角なので、構図を作るのが楽である。
その代わり、UFOのサイズは期待できないかもしれない。

静かな湖畔だが、どこからともなく「プーン」というかすかな音が聞こえてくる。
ふと見上げると、岸辺上空を小型UFOが…、いやドローンが飛んでいた。
ベンチに座ったおじさんが、そ知らぬ顔で操縦しているようだ。

あぶない、あぶない。
気が付かなければ、家に帰ってUFOと見間違えてしまうかも知れない。
午後の部は13時に終了とし、午前と合わせて266枚を撮影した。

下界は予報通り真夏日に近かった。
帰宅後真っ赤に日焼けした顔を洗うと、私は早速精査にかかった。

ざっと見では、いつもの通り何も写っていない。
雲がほとんどないために、何もないことがすぐわかる。

精査は結局また二日がかりとなった。
その結果、午前の部では航空機より翼を取ったような胴体だけの飛行物体が2カット。
これは画像が小さいので、飛行機の翼の部分が解像されていないのではないかとも考えたが、突起物が全く感じられずノッペリとしている。

そして、最初のカットには、黒いエネルギー体のようなものが並んで飛んでいる。
これはレンズのゴミではない。

午後の部では、米粒よりもっと小さい針の先のような白い球体である。
ほぼ同一の画面に、場所を移動して写っていた。
1カット目と2カット目の撮影時間経過は8秒である。

8秒の間に、画面上ではかなりの距離を移動しているように思える。
厳密に言うと2カット目は、アングルを少し上に向けているが、左右の撮影範囲は同一である。
距離感はおわかりと思う。

本日の成果もまずまずであった。
私のお祈りもまんざらではないのかも知れない…。

記事のUFO画像→DSC7575
記事のUFO画像→DSC7706
記事のUFO画像→DSC7707
記事のUFO画像→DSC7709




2021年10月29日

今日も朝からこの上もない天気となった。
前回から2週間と少々が経過し、きっと榛名の紅葉も見頃だろう。

予報では風がやや強そうだが、これからどんどん寒くなるのでボヤボヤしていられない。
私は風景写真撮影をメインとする、榛名行きを決めた。

もしUFOが撮れたらそれにこしたことは無いと思いながら、ほぼいつもの時間に家を出た。
10時30分に現着となったが、予想していたよりだいぶ気温が低い。

少し厚めのMA-1ブルゾンを着てきたが、それでも首がスースーする。
おまけにかなりの強風で、榛名湖の湖面はさざ波が立っている。

木々からは、容赦なくバラバラと落ち葉が頭上に落下した。
落ち葉も広葉樹ならまだよいが、針葉樹は目に入るので油断ができない。

私は悪条件の中、いつもの湖西側のカッター置き場付近より撮影を開始した。
榛名湖は周囲の山々が茶褐色に紅葉していたが、全山燃ゆるごとしとはいかない。

所々に真っ赤な木々があった。
まあ贅沢は言えない。

私はいつものように「UFOよ写ってください!」の呪文とともに撮影を進めた。
夢中になって撮っていたが、寒さのために次第に指の感覚がなくなり、湖面の土手を上下する足はもつれがちになる。

コロナ禍の運動不足で、足腰がだいぶ弱ったようだ。
強風の中、湖岸には鯉の投げ込み釣りの竿が並んでいた。
ただし、湖上のワカサギ釣りのボートはだいぶ少ないようだ。

湖西側の予定の範囲の撮影を終えると、寒さのあまり私の戦闘意欲は限界に達した。
午後の部は無しにしよう。
風邪でも引いたら大変だ。

車の頭をを雑木林に向けて駐車し、私は昼食にした。
今日が最後だろう。

今後空っ風の日はますます増え、景色も特徴のない晩秋のものとなるだろう。
昼食が済んでもまだ感覚が戻らない指で、私は慎重に山を降りた。

帰宅後雑用を済ませてから、画像の精査にとりかかる。
ざっと見では、紅葉の景色しか写っていない。

撮影枚数も133枚と、いつもの三分の一なので、いつもよりは楽だ。
それでも、全てを見終わったのは翌日になった。

小さな白点が何カットかあったが、もう白点では物足りない。
しかし、これはと思うものは最後の最後にあった。

いつもの白いまゆ玉状の物体である。
おまけに小さな白点もあった。

この日は強風にあおられた落ち葉が相当数舞っていたが、それらはほとんどが黒色に写っている。
白く写ることはあり得ない。

まゆ玉の方は、21mmの超広角レンズにしても全体の構図でも白点として認識できる。
およそUFOらしくない形体であるが。

いずれにせよ、今回もゼロではなかった。
今年最後のお恵みである。
ありがたや、ありがたや!

記事のUFO画像→DSC7874




2021年11月5日

前回から丁度一週間が経過した。
今日も朝からこの上もない天気となった。

天気予報を見ると、風も穏やかなようだ。
前回は寒風で大変な思いをしたので、榛名行きは最後としたつもりだった。

しかし、天気が良いと家にじっとしていられない性格だ。
今日を最後にするつもりで、やはり榛名湖へ出かけることとした。

いつものように、ホットモットで昼食の弁当を買うことから行動が始まる。
現着もほぼいつもの時間だ。

紅葉は前回より一段と進み、まさに紅葉日和であった。
そのせいか、平日にもかかわらず紅葉見物客の数もずっと多い。

湖畔周回道路は大変混雑していた。
UFO写真撮影的にはあまり良い雰囲気ではないが、わがままを言える立場ではない。

いつものようにカメラを三脚にセットし、榛名湖畔に降り立った。
レンズは21mmの超広角。

紅葉風景写真も撮りたいので、これ一本で攻めることにした。
撮影場所はこれまで撮っていない所とし、運動不足解消もかねて、少し距離を歩くことにした。
撮影に当たり、まずは天に向かって例のお祈りをする。

手ぶらの散歩と違い、機材を入れたザックを背負い、重いカメラをセットした三脚を両手で支えるスタイルは、私にとってかなり重労働である。
何よりバランスを崩しやすい。
勾配のきつい湖畔の土手の上り下りは、相当注意をしないと転落の危険さえある。

午前の部は1時間少々で切り上げ、昼食後午後の部とする。
風が穏やかなので、気温は12度程だが寒く感じない。
前回より一段厚い、MA-1ブルゾンのおかげもある。

午後の部は、午前の部の湖岸反対に移動した。
見物客は更に増し、周回道路は混雑していた。

車を何とか駐車スペースに置き、まずは紅葉の見事な道路反対側の雑木林から撮影を開始することにした。
この雑木林は道路より一段と高い位置にあり、草に覆われた急坂の土手を登らなければならない。

とは言えどうということもない土手だが、アクシデントが起きた。
もう少しで土手を登りきると言う場所で、私の足は地中から突き出た何者かの手でつかまれたように引っ掛かり、私はドウッとばかりに前方につんのめった。

手にしたカメラは、三脚ごと地面に放り出された。
幸い地面が草地だったため、私自身もカメラも事なきを得た。

もしこれがガレ場の下り斜面だったらと思うと、ゾッとする出来事であった。
衆人環視の中、私は極力平静を装い撮影を開始した。

この一件を戒めとし、私は歩行には一段と注意することにした。
湖畔の水辺を撮影している時、ふと真っ青な上空を見上げるとなにやら白い点のような物体が移動している。

速度は遅くふわふわと浮遊しているようだった。
すわ!UFOか!

本来は望遠レンズで狙いたかったが、時間が無いのでそのまま撮影した。
後に精査した結果、翼がはっきり写っているので飛行機のようだ。

紅葉見物客の多さと転倒による気落ちのため、午後の部は1時間そこそこで切り上げることにした。
帰路の狭い山道は対向車も多く、いつもの数倍気を使った。

疲労感とともに帰宅した私はコーヒータイムもそこそこに、画像のチェックに移る。
本日の撮影枚数は215枚、また二日がかりの作業が始まった。
とりあえず初日のチェックで収穫は無かった。

結果的に、これはと思う画像は2枚。
翌日の早朝のチェックの中で見つかった。

同じ構図の画像9枚の中に、少し離れた位置に写っている2つの物体の時間差は、2分54秒であった。
いずれのカットの前後にはどこにも写っていないので、徐々に移動したのではなく、この物体は2分54秒間は姿を消していたことになる。
これも不思議な現象である。

これは楕円形の物体。
円盤状の物を横から見たようである。

色は灰色だが、翼が見当たらないので、既存の航空機や鳥とも昆虫とも思えない。
ましてや、舞い散る枯葉などではないだろう。

雲の手前なので高度は決して高くない。
私の想像だが、無人の小型偵察機かも知れない。

何を偵察しているのだろう?
地球製なら、敵国が日本の状況を偵察しているのだろうか?

もしET(地球外知生体)製なら、明日にでも核戦争を始めかねない、愚かな人類を心配して監視しているのかも知れない。
そんな妄想にふける一日であった。
いずれにせよ不思議な物体である。

記事のUFO画像→DSC7989
記事のUFO画像→DSC8006




2022年1月19日

毎日寒い日が続く。
とてもUFO撮影どころではない。

特に榛名湖は山上湖であり、気温は下界より4〜5度低い。
それに、途中の山道には残雪があるかも知れない。

当地は平地でも名物の空っ風が吹きまくる。
風のない日をねらって、散歩に出るのがせいぜいである。
この日も市内の河川敷公園に、最近やけに重く感じるカメラバッグを肩に出かけた。

公園が面する水路にはカモが集まっている。
それを撮影するのが目的である。

何回か通っているが、カモは大変人になついておりそばで撮影しても逃げようとしない。
ある時、複数の女性の散歩者が、カモに餌付けをしている場面に遭遇した。

そうか、ここのカモは餌付けされているのか。
私は正直なところ少し拍子抜けがした。

この日もそんなカモを撮影していた。
中にははしゃいで、水上ダンスを見せてくれるものもいた。
私は小一時間、シャッターを押し続けた。

その時ふと見上げた青空に、太くくねった白い飛行機雲があった。
飛行機雲は通常直線なので、不思議な気がした。
珍しい現象なので、数枚撮影することを忘れなかった。

帰宅後、画像を整理していてふと気が付いた。
記念に撮ったくねる飛行機雲の端に、黒いものが写っている。
物体と言うより影のようなものだ。

撮影機材は135mmの中望遠レンズで、今日に限っては手持ち撮影だ。
しかしシャッター速度が1/2500なので、手振れの可能性は低い。

以前も望遠撮影の場合、三脚にセットした撮影でもボヤッとした物体が写ったことがある。
航空機や鳥の場合、もう少し形が鮮明に写るはずだ。

撮影している時は何も見えなかった。
UFO招来のお祈りもしていない。

たまたま、偶然に写ったと言うしかない。
しかし、確かに何かが写っている。

物体だか、エネルギー体だか不明であるが、何かが写っていることに間違いない。
いずれにせよ、天からのお年玉だと思うことにした。

そしてお年玉ついでに、今年は少し大き目のUFOを撮影させていただきたいものだ!

記事のUFO画像→DSC8842



2022年4月5日

3月も末になるとやっと暖かくなり、県内にも桜開花情報が発表された。
私は天気が良い日は毎回のように、桜を求めて市内を歩き回った。

4月に入り、この日もカメラと共に河川敷公園に足を向けた。
ポカポカと暖かく、前回来たときは桜の開花は一部であったが、今日は満開だった。

今日使用するレンズは50mm標準レンズである。
いつもは21mm超広角レンズなので、撮影範囲は広いが被写体は小さく写る。

桜と共にカメラを上空に向けて、あわよくば少し大き目のUFOを撮影させていただこうという算段である。

天気は快晴で、青空にはプカリプカリと白い雲が浮かんでいる。
私は桜並木を撮ったり、上空の雲を撮ったりして、しばしの撮影を楽しんだ。

とその時、爆音とともに二機の航空機が飛来した。
黒い機影は一般旅客機ではない。
後の自宅での精査の結果、自衛隊のC-2輸送機のようだ。

私はすかさず撮影した。
UFO撮影の練習として。

もちろんUFOは爆音など出さないし、なかなか目には見えない。
こう上手くはいかないが。

一時間ほどの写真撮影と日光浴を楽しんだ後に、私はおもむろに帰路についた。
そして帰宅後は、いつものように撮影画像の精査である。

主目的の桜は、なかなか見栄え良く撮れていた。
しかし肝心の上空のお客様は、残念ながらなかなか見当たらない。

とその中で、主として桜並木を撮影したカットの上空に、白い球体が写っていた。
白い球体は、これまでもたびたび撮影されたものである。
黒ければ虫や鳥が疑われるが、白い球体はそれらではないだろう。

今までは人気のない山上湖で撮影された場合が多いが、市街地上空での撮影は初めてである。
それはともかくも、今年初のUFOらしいUFOと言うことで、本日今年のUFO撮影が発進した感じである。

しかし、レンズを替えても相変わらず米粒と言うのが残念であるが。

記事のUFO画像→DSC0305



2022年4月12日

突然夏日となった。
この気温の変化は暴力的でさえある。
心地よい春の日はどこへ行ってしまったのだろうか。

いずれにせよ、これは榛名湖に行くしかない。
私は今年初めての榛名湖行きを決めた。

いつもの時間である、午前9時頃に自宅を出発した。
久しぶりの遠出に気分はウキウキする。

途中の里山は、萌黄色が入ってまだら模様であった。
しかし、榛名山頂に近づくに従って、木々に若芽は見られなくなった。
山頂はいまだに冬枯れである。

10時過ぎに榛名湖畔に立った私は、お願いテレパシーを送った後に撮影を開始する。
風景写真も兼ねているので、レンズは21mm超広角だ。

とは言え、冬枯れの景色はどうにも絵にならない。
そこで私は、一場面につき数秒おきに5枚撮影することにした。
せめてUFOの撮影確率を上げようと考えたからだ。

空はほとんど雲がないほど真っ青である。
ただし春霞だろうか、秋の空ほどスッキリしていない。
UFO撮影には少し不利かもしれない。

釣り人がいる。
湖に立ち込んでいる人、ボートから釣っている人がいる。
バス釣りだ。

午前中は北岸を、
午後は西岸を撮影した。

風もほとんどなく、暑いくらいの直射日光が降り注ぐ。
上空には何もない。
青い空があるだけだ。

どこからともなくカラスが飛んで来た。
この日空を飛ぶものを初めて見た。

湖岸を下りそして登る。
久しぶりの傾斜地に、足がフラフラする。

早めの昼食をはさみ、私は午後1時に撮影を終了した。
撮影枚数は284枚に上った。

従って、帰宅後の画像精査は時間を要した。
終了したのは翌日の午後になった。

それらしきものは3カットあった。
いずれも、いつもの小型UFOである。
楕円形の米粒のような物体である。

記事のUFO画像→DSC0569
記事のUFO画像→DSC0572
記事のUFO画像→DSC0690



2022年4月25日

しばらくぐずついた日々が続いたが、この日はこの上もない晴天となった。
前回より約2週間が経過し、この先はゴールデンウイークとなる。
ゆっくり撮影できる日として、今日は人出の少ない最後のチャンスである。

私は迷わず榛名湖行きを決めた。
前回同様午前10時過ぎに現着し、撮影を開始する。

今日のレンズは50mm標準レンズとし、手持ち撮影にした。
榛名湖周辺はいまだに木々の芽吹きはあまり見られず、桜の開花も進んでいない。
手持ち撮影で素早く移動し、印象的な風景を速射したいと思ったからである。

確かに、UFO撮影には三脚を使用した絶対的な安定が好ましいが、早いシャッターを切れば手持ちでもそこそこの安定が得られるだろう。

三脚があるのと無いのでは機動性が全く違う。
私はカメラを首に下げて、湖畔を歩き回った。

黄色いラッパ水仙が咲いている。
数少ない桜の花には、遅い開花にしびれを切らせた若葉がのぞいていた。
私はいつもの倍の速度で撮り歩き、早めの昼食にした。

いつもは午前の部と午後の部に分けて撮影するが、食事を終えると疲れがどっと出て、午後の部の撮影の気力がなくなった。

風景もいまいちだし、散歩も日光浴も楽しんだので、午前の部だけで終了することにした。

さんさんと太陽光線が降り注ぐ夏日のドライブを楽しみながら、私は山を下り自宅に戻った。
撮影枚数も160枚程度だったので、精査はその日に終わった。

その結果、何かが写っていたかと問われると、写っていなかったとは言えない。
とは言え、はっきりとした物が写っていたかと問われれば、写っていたとも言えない。

それがHPの更新が遅れた理由だが、少しでも可能性がある物なら思い切って載せることにした。
ぼんやりした黒い影、それがこの日のUFOである。

固体化した物なら、もう少しはっきりとした輪郭と質感があるはずだ。
それが無いのが厄介だが、この手の物は過去にも何例かある。

影とは言え、本来無いはずの物が確かに空間に写っているので、UFOとした次第である。

記事のUFO画像→DSC0946



2022年4月30日

この日の記録は7月23日の後日談である。
たまたまこの日にいくつかの画像を見ていて発見した。
撮影当日は見過ごしていたものである。

場所はよく行く市内の河川敷公園である。
ハナミズキや藤、ツツジがそこかしこにきれいに咲いていた。
私はそれらを撮りながら、何枚か空を大きく入れた構図でスナップした。

もちろん、あわよくばUFOが写ればと言う下心の構図である。
帰宅後穴のあくほど画像を精査したが、全く気付かなかった。

それが後日見つかったのだから、不思議と言わざるを得ない
まるでUFOに呼ばれたようだ。

正体不明な物が空を飛んでいるのだからUFOと言わざるを得ないが、不思議な形をしている。
工業製品ではなくまるで岩石である。
名付けて岩石型UFO。

これに類するものは、これまでにも数体撮影されている。
農家が使用するビニール資材のような物が飛んでいるようにも見えるが、ゴミだとしたら相当巨大である。
ましてや当時はほぼ無風であった。

これは手持ち撮影のカットだが、1/1250という高速シャッター速度のため手振れもなく撮れていると思う。
私のUFOコレクションに加えることにした。

記事のUFO画像→DSC1017



2022年5月24日

前回の取材より早くも1カ月が過ぎようとしていた。
いろいろ所用がありUFO取材から遠のいていたが、ボヤボヤしていると梅雨入りの心配も出てきた。

絶好の好天が予報される中、満を持して榛名行きを決めた。
さすがの榛名山も新緑真っ最中だろう。
私は新緑の風景撮影も兼ねて、三脚でガッチリ固定した計算しつくした構図の写真を撮ることとした。

スケジュール的には、ほぼいつも通りである。
10時過ぎに現着したが 予想にたがわず燃え立つばかりの新緑風景が展開していた。
その中に、ひときわ目立つオレンジのツツジが印象的であった。

社会科見学とも思える小学生の群れや、年齢雑多のハイカーが界隈を闊歩して大変にぎやかである。

私はその中、三脚に据えたカメラをかつぎ撮影を開始した。
レンズは風景撮影万能の21mm超広角とし、1シーンに付き数秒おきに5枚撮影する手法を取った。
仮にUFOが写った場合、前後のカットより移動速度等が判断できるからである。

下界は28度の夏日が予報されていたが、榛名湖畔は長袖シャツ一枚では少し涼しい位の快適な気温だった。

今回の撮影場所は、いつもとは反対側の南側湖岸から始めた。
午前は南側、午後は北側を撮影しよう。

風もほとんどなく、私は午前・午後にかけて数時間を撮影兼散歩で楽しんだ。
もうこれだけで、仮にUFOが写っていなくとも、本日の榛名行きは価値あるものと感じた。

午後1時半過ぎに撮影を終了し帰路につく。
新緑のドライブは楽しいものだ。

ドライブに撮影に散歩。
有意義な一日だった。

自宅に戻って、ざっと撮影画像を点検する。
撮影枚数は320枚に及んだ。
これは1日や2日では精査は無理だ。

結局3日がかりとなった。
季節柄、虫や鳥がたくさん写っている。

まず虫は小さいので近距離の物が多いが、さすがの超広角レンズも無限遠にピントを合わせているのでボケて写る。
鳥は遠いので比較的シャープに写るが点となる。

比較的大きく写り、少しボケている物体が曲者である。
今回はそうした物は一切省き、確実な線を狙った。

小さくとも比較的はっきり写り、立体感を感じられる物体、どう見ても虫でも鳥でもなさそうな物。
精査の結果4枚残った。

後ろの2枚は形としては初めての物(への字型)で、最初は木の葉かと思ったが、二枚目との時間差が2秒である。
風もほとんど無かったので、2秒でこの距離の移動はかなりの速度である。
更に4秒後のその次のカットには、影も形もなかった。
UFOであると太鼓判を押したい。

記事のUFO画像→DSC1224

記事のUFO画像→DSC1294
記事のUFO画像→DSC1389
記事のUFO画像→DSC1390



2022年6月28日

意図したわけでは無いが、前回の取材よりまた丁度1カ月が経過した。
所有車の整備やら天候やらで取材が出来ずにいたが、車の整備が終わったとたん、突如連日の猛暑日となった。

6月の猛暑日など、今まで聞いたこともない。
とにかく暑い。

冷房の効いた部屋から一歩も出たくない。
しかし、家にこもっていたのでは取材ができない。

この日は意を決して榛名湖に出かけた。
榛名湖畔の温度が下界より4〜5度低いのは知っていた。
予報でも湖畔の数字は28度程度だ。

問題は取材後の下界の温度だ。
今時信じられない話だが、私の車にはエアコンが無い。

もともと、エアコンを取り付けられない特殊な車である。
従って、猛暑日の運転は相当の覚悟がいる。
意を決するとは大げさな表現だが、そんな事情があるのであながち大げさではないと思っている。

前置きはそれ位にして、10時頃にはいつものように榛名湖畔に立っていた。
想像通り、榛名湖畔はそよそよと涼しい風が吹きわたり、下界の灼熱地獄が嘘のようだ。

ただし直射日光が強いので、モタモタはできない。
うっかりすると熱中症になりかねない。

私は21mmレンズを付けたカメラを三脚にセットし、1カット5枚連写のスタイルを取った。
前回に比べて木々の緑は一層濃くなり、雲が多いながらも上空はあくまでも晴れ渡っていた。

あの雲の中にUFOが潜んでいるに違いない。
私はそれを願いつつ、シャッターを押すたびに少し欲張りな念を送った。
「今日はどうか少し大き目のUFOを撮らせてください!」

高齢者のハイカーや、湖畔にテーブルを持ち出す家族連れなど、様々な人々が様々なスタイルで榛名湖の避暑を楽しんでいた。
私はもともと取材は半日と決めていたので、一通りの撮影を済ませ正午前には車に戻っていた。

そしてひそかな楽しみとして、昼食はいつものホットモットの弁当ではなく、湖畔のレストランを使うことにしていた。
湖畔にはお土産屋を兼ねた食堂も多いが、私はレストランにこだわる。

何度か行ったレストラン、「コケッコー丼」というユニークなメニューがあったレストラン。
要は鶏肉を使った丼ぶり物だが、名前が面白い。

しかし、車をそのレストランの駐車場に止めて初めて気がついた。
入口のガラス扉に掲示された「営業は終了しました」という貼り札に。
店内には照明の光もない。

なんだ、お店を閉めてしまったのか・・・。
コロナのせいかも知れないな。
私は閉ざされた扉を前に、突然寂しい気持ちに襲われた。

途方に暮れた私は、湖畔をグルリと回って、何とか新しいレストランを見つけた。
そして「ヒレカツ重」に舌鼓を打った。
満腹にもなり一休みした後に、私は下界の猛暑を覚悟して一路自宅に向けて山を下りた。

何と言う暑さだ!
市街地に降りてから自宅までは約20分。
半日収まっていた汗が一気に吹き出した。

ほうほうの体で自宅に戻った私は、一服するのももどかしく、画像の精査にとりかかった。
撮影枚数は約160枚少々だ。

アララ!1枚目のカットからそれらしきものが写っていた。
今日はもしかして、UFOの大漁か!
いつもの小型楕円形をはじめとして、棒状の物、赤い発光体のような物、あるいは有機物的ピラミッド型などバラエティに富んでいる。

赤い発光体は山林の中腹であり、光の乱反射とも思えない。
そして、4秒後の次のカットには影も形も無い。

物質化する前のエネルギー体ではないかと妄想している。
本来なら不思議写真集に収める物だが、UFO関連とすることにした。

ピラミッド型の有機物的物体は、飛ばされたゴミのようにも見えるが、ゴミとするとかなり巨大な物体であり逆に現実性がない気がする。
UFOには大変失礼だが、巨大な巻き糞を連想する。(笑)

私は猛暑の中、今日のUFO取材にいつにない手応えを感じた。
この際、私の妄想でも何でも構わない。

映像だけは真実であり、それを見た者の解釈は自由である。
この殺伐とした現実世界にあって、一時の夢とロマンが大切であると私は思う。

記事のUFO画像→DSC1499
記事のUFO画像→DSC1509
記事のUFO画像→DSC1545

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記事のUFO画像→DSC1572



2022年8月19日

今回は前回より時間がだいぶ経過してしまった。
猛暑日、悪天候、お盆休みが連なって、自宅滞在を余儀なくされたのだ。

お盆休みも終わり、この日は天候が絶好な撮影日和となった。
私は愛車を駆って、榛名湖にはせ参じた。

何と言う青い空、雲一つない。
下界は猛暑日一歩手前が予報されていたが、榛名湖畔はそよそよと涼しい風が吹き寄せ、快適この上も無かった。

この日の私の撮影スタイルは、従来とやや異なっていた。
カメラを2台体制とし、望遠レンズを付けた物には三脚ではなく一脚を付けた。

しかも一脚は足を全部伸ばさず、足の先をベルトに付けた留め具で腹の前で固定する。
こうすると三脚でそがれた機動性がだいぶ回復するのだ。

しかし広角カメラは完全な手持ち撮影である。
それはシャッター速度を高速で切ることにより解決を図った。

私はいつものとおり、10時には湖畔に立っていた。
しかし、何だかいつもと様子が違う。
やけに人の数が多いのに気がついた。

親子連れが、若者が釣りをしている。
家族連れが湖畔でくつろいでいる。
そうか、学校はまだ夏休み中である。

そのうち湖畔の周回道路を、息を切らせてランニングしている、若い男女の群れが見られるようになった。
学生のランニングイベントが開催されているようだ。

湖畔道路を機材をかついで歩くのも、やや気を使う事態である。
私は気を取りなおして湖畔サイドに下りた。

一脚にしたとは言え、カメラ2台を首から下げるとやはり結構な重労働である。
しかも斜面の上り下りと、足場が悪い。
転倒は最悪なので、足の運びには気を遣う。

「今日こそは!どうぞUFOが写りますように!」
私は念を込めて撮影を開始した。

撮影手法は5枚連写である。
三脚撮影と違って手持ち撮影では多少の画角の差が生じるがやむを得ない。
私は広角と望遠と必要に応じて使い分け、午前中のうちに撮影を終了した。

レストランで昼食を撮った後、私は観光客がますます増える榛名湖を後にした。
下界は猛暑日級の暑さだ。
今までが涼しかっただけに、たまらない暑さだ。

この日の撮影枚数は190枚に及んだ。
帰宅後直ちに画像の精査に取りかかったが、やはり2日がかりとなった。

記事にできなかった直近が一枚も撮れなかったので、今回は気合を入れて撮ったが、その甲斐があったようだ。
相変わらずゴマ粒クラスだが、5カット程UFOらしき物が写っていた。

記事のUFO画像→DSC1740
記事のUFO画像→DSC1772
記事のUFO画像→DSC1782

記事のUFO画像→DSC1822
記事のUFO画像→DSC1835



2022年9月29日

猛暑日、悪天候、シルバーウイークの連休等が重なって、またまた一カ月以上が経過してしまった。
その間絶好の撮影日和もあったが、そう言う日に限って変更できない用事が入っていた。
下界が晴天でも榛名山がすっぽり雲に覆われ、行ってみたら榛名湖周辺が霧にかすんでいたこともあった。

今日は、やっと待ちに待った日和となった。
私はカメラと三脚を車に載せると、一路榛名湖を目指した。

下から見上げた榛名山は、青空の下くっきりとそびえ立っていた。
ここのところ運動不足気味なので榛名湖に直行する前に、周囲の遊歩道「ゆうすげの道」を一めぐりすることにした。

今日の撮影機材は広角レンズ付きのカメラを三脚にセットし、中望遠レンズは手持ち撮影とした。
本来なら逆の設定だが、とにかくUFOは万全の体制で撮影したい。
それには手振れ等のリスクは極力避けることにした。

機材を担いで遊歩道の木道を歩き出す。
絵になりそうな場面に出会うと、そのつど三脚を据える。
「どうかUFOが撮れますように!」今日もお祈りを忘れない。

木道の脇には早くもススキが生え茂り、所々に名も知らぬ小さな花々が咲いていた。
花々には蜜蜂や蝶が訪れ、そうした風景を見ていると、長い間自宅にこもらざるを得なったかったストレスが洗い流されるようであった。

ふと見上げた真っ青な空には、音もなく旅客機と思われる航空機がゆっくりと飛んでいる。
私は撮影のトレーニングに、望遠レンズを向けた。
UFOもこのように見えれば苦労はしないのに…。

自然遊歩道を一回りし、私は湖畔に向かった。
湖畔は木立などの障害物の少ない場所がメインになる。

場所はほぼ限られているので、毎回同じような景色になるのはやむを得ない。
榛名湖の東側を撮り終わって昼食にした。

昼食は前から何回か訪れた事のある、閉店したと思われたレストランである。
たまたま前を通りかかると、店内の照明がついている。

あれれ?今日はやっているのか。私は躊躇なく店内に入った。
注文取りに来た奥さんらしい人に聞いてみると、休みは不定期とのこと。

メニューは「モツ煮定食」にした。
「ヒレカツ重」は確かにうまいが、揚げ物はどうも胃がもたれる。

晩酌時間が早いので、それまでに腹が空かないのだ。
その点モツ煮は消化が早いようだ。

午後は西湖岸を撮影する。
撮影枚数もかなり進んだので、一時間ほどで終了とした。

下界は真夏日の予報だったが、榛名湖は長袖のシャツを着ないと寒いくらいだ。
結局今日も目撃したのは旅客機が数機だけで、UFOのUの字も無かった。

自宅に戻って精査にとりかかるも撮影枚数が320枚ほどあったので、2、3日はかかりそうだ。
結果的にその通りとなって、3日がかりで精査した結果、3機のいつもの球体を確認した次第である。

記事のUFO画像→DSC1901
記事のUFO画像→DSC1953
記事のUFO画像→DSC2023




2022年10月20日

野反湖に行きたい!
私はふつふつと湧いてきたこの感情を抑えることがことができなかった。

そう言えば野反湖にはしばらく行っていない。
記録を調べると、前回行ったのは丁度2年前の秋だ。

ここは私の自宅よりかなり距離もある上に、最適な天候を選ぶのが難しい。
予報では晴天であっても、雲が多い日や強風が吹き荒れる日もある。

新緑や紅葉が目当てだが、年によって残雪があったり、既に葉が落ちて全山カラ坊主だったりする。
今回12日に計画をしたが、晴天の予報が当日の朝になったら、全日曇天に変わっていた。

今年は天候不順なので半分諦めかけていたところ、当日を含め数日間の晴天が予報されたのである。
私はいつもの榛名行きより一時間早いスケジュールで行動を開始した。

準備万端整えて、自宅を出たのは午前8時であった。
ドライブは片道約2時間半。
道中紅葉風景を楽しみながら、現地到着は10時半頃となった。

この日は放射冷却が進んだせいか、自宅地域でも朝の気温はかなり下がった。
途中で車のヒーターを入れて走ったが、標高1,500メートルの野反湖に降り立つと、いきなり寒風に襲われた。

「寒い〜!」私の第一印象である。
私は用意した防寒ジャンパーに身を包み、撮影を開始した。

しかし野反湖はいつ来ても素晴らしい。
周囲にキャンプ場とロッジ以外にほとんど観光施設が無いので、自然が満喫できる。

肝心の紅葉はやや遅い雰囲気で、落葉が進んでいた。
もっともここは紅葉する樹木は部分的で、地表を覆う緑の熊笹と黄葉の白樺が圧倒的に多い。

私はそれらを撮影しながら、あちこち歩き回った。
もちろんUFO撮影も兼ねているので、いつものテレパシーを送るのは忘れなかった。

そもそも野反湖は私が最初にUFOを撮影した場所であり、サイト制作のキッカケとなった因縁の場所である。
一般風景は正統的な構図を、UFO撮影は空を多く入れた構図として、いつもの5枚連写の手法を取った。

機動性を考え広角レンズの手持ち撮影とし、望遠レンズ付きのカメラはリックに入れたままにした。

途中で短い昼食時間をはさみ、午後1時で行動を終了する。
帰宅後の時間的なものを考慮した決定だが、必要な風景は全て撮影した。

帰路は再び紅葉ドライブを楽しむものとなった。
ルートも比較的すいていて、やはり平日ドライブは快適だ。

心地よい疲労感と共に自宅に戻ったが、この日は画像をパソコンに移行しただけに終わった。
翌日から2日がかりで、画像の精査とサイトの制作を行った。

撮影枚数はそれ程多くなかったが、いつもに無いUFOの状態が写っており、何度もサイトの作り直しが発生したため時間がかかってしまった。
カット数的には6カットであったが、特筆すべきは5枚連写の中に、UFO乱舞と言えるようなものがあったことだ。

これはほぼ1秒に1枚撮影したものであるが、2枚目以外は全てのカットに複数のUFOが写っていた。
速度の遅い物体ならその移動範囲はあまり大きくないが、4カットに写っているUFOは、数も位置もバラバラであった。

また、手前の枯葉にフォーカスを合わせた風景写真には、偶然背景に比較的大きいUFOが写っていた。
残念ながらアウトフォーカス(ピンボケ)であったが、球形の物体としての雰囲気はよく分かる。→こちら

そんなこんなで今回の撮影は、「ufo-fan」スタートの地にふさわしいものとなったのである。

記事のUFO画像→DSC2200
記事のUFO画像→DSC2204
記事のUFO画像→DSC2227
記事のUFO画像→DSC2229
記事のUFO画像→DSC2230

記事のUFO画像→DSC2231



2022年10月26日

立て続けの取材となった。
この日もこの上もない晴天となった。

急激に寒くなったので、ぼやぼやしていると山は枯れ坊主になってしまう。
その前に、紅葉撮影も兼ねて最後の榛名湖行きをしないと。

私は今年見納めのつもりで榛名湖に行くことにした。
この日も放射冷却が進みかなり寒い。
榛名湖周辺は冬日の気温となっているようだ。

現地には10時半ごろ到着する。
最後の榛名行きなので、今日は歩いて榛名湖を一周することにした。
公式データでは、榛名湖の周囲距離は4.8Kmとある。

立派な周回道路もあるが、徒歩なので極力湖畔沿いの道を進むことにした。
首から望遠,広角のカメラを2台下げ、その他の機材を入れたリックを背負う。
足ごしらえは30年物のダナーの軽登山靴だ。

天を仰ぎいつもの念仏を唱えて、榛名富士正面から歩き出す。
平日にもかかわらず、老若男女がかなり来ていた。

ここは全山真っ赤と言うわけでは無いが、程よい紅葉が進んでいる。
私は開けた榛名湖東岸でひと撮影した後、細い湖畔沿いの道を進んだ。

木々が茂っているので、榛名湖の見通しは良くないが、静かなハイキングコースとしてくつろげる。
時折急な段差もあり、木の根が張り出している所など、両手でカメラを支えているともんどりうって落ちそうになる。
万一転んだら大変なことななる。緊張感が走る。

やがて、北岸や西岸のいつもの撮影場所に到達すると視界も開け、天空を思う存分に撮影することができる。
私は昼食も忘れて撮影を続けた。

車の所に戻ったのは午後1時半であった。
歩数計によると撮影をしながらの距離は約6Kmであり、結局昼食抜きとなってしまった。

その割には疲れをほとんど感じない。
約3時間の強行軍であったが、今年最後の榛名湖行きとして充実した時間となった。

帰宅後はPCに画像を移しただけで、精査は翌日に回すことにした。
今回も精査とサイトの制作はは2日がかりとなった。

相変わらずゴマ粒だが、4カットほど成果が得られた。
今回は灰色と白の2種類の物体が、同時に写っている場面があった。

風景写真を楽しみながらなので、欲は無い。
仮にUFOがゼロでも、風景写真が残るから。

それにしても、毎回UFOが写ってくれるのでありがたいと思っている。
UFOに感謝!

記事のUFO画像→DSC2345
記事のUFO画像→DSC2352
記事のUFO画像→DSC2357
記事のUFO画像→DSC2366



2022年11月9日

榛名湖の取材は前回で最後にするつもりだった。
しかし自宅にこもっていると、榛名湖の紅葉の最後を見届けたくなって、居ても立ってもいられなくなった。

天候はここのところ安定していて、素晴らしい秋晴れだ。
問題は風だが、この日の予報ではほとんど無いらしい。

私は家事を済ませると、榛名湖に向けて出発した。
最近は水も弁当も持たない。

以前はホットモットで買ったり自作の弁当を持参したが、現地の天候で撮影に適さないことが時々ある。
そんな時は早帰りとなるので、ある時から湖畔の食堂を利用するようになった。
現地にもお金を多少落とさないと申し訳ない気持ちもあった。

今日は欲張らずに、紅葉が残っていればその部分だけを撮ろう。
私はほぼいつもの時間に現着となった。

紅葉は盛りを過ぎていた。
もう一週間早ければ最高だっただろう。

黄葉の樹木の葉は既に落ちていたが、もみじだけはかろうじて残っていた。
私は望遠と広角レンズ2台のカメラを首から下げ、機材の入ったリックを背負って出発した。

最近は三脚も一脚も使用しない。
日中高速シャッターを切れば、手振れはほとんどないようだ。
それよりも機動性の方が重要だ。

早めの昼食までの1時間半、私は楽しみながら晩秋の榛名湖畔を歩いた。
もちろん例のテレパシーを送ることは忘れない。

燃えるような紅葉を撮り、湖畔の釣り人を撮り、湖面スレスレをゆっくり飛び去るカラスを撮った。

至福のひと時を過ごした私は、昼食のためにとある湖畔の食堂に入った。

前から目を付けていたお店で、入口の窓ガラスにメニューが貼り出してある。
その中で、今日は味噌ラーメンを注文しようと決めていた。

昼食後私は直ちに自宅に戻った。
所用もあったので、私は撮影画像をパソコンに移すと精査は翌日に回した。
今までの例で、UFOが写っていないことはほとんどない安心感もあった。

今回は紅葉写真がメインなので、その点は気が楽だ。
しかし、精査が進むにつれ空振りの感が強くなりだした。

何も写っていない!
撮影枚数も120枚程度なので、写っている確率はあまり良くないはずだ。

まあいいかと思っていたが、最後の最後の2カットに、かろうじてUFOらしき姿を認めたのであった。

記事のUFO画像→DSC2551
記事のUFO画像→DSC2552



2023年2月6日

毎年冬季は取材ができない。
物理的にできないのではなく、寒くて外に出る気がしないと言う私の怠慢からである。

しかし前回の取材より三カ月が経過しようとしている。
今年の冬は暖かくなったり極端に寒くなったり、例年とは少し違った。

寒い場合においては、10年に一度と言われる寒波が襲来し、水道管破裂の可能性も出るほどだ。
早く取材に出たいという気持ちは、この寒さですっかり萎えてしまった。

「三月並みの暖かさになるでしょう」と言うこの日の天気予報を見て、私は榛名湖取材を決定した。
我慢できないほど寒ければ、湖畔の茶店で暖かいラーメンでも食べて帰って来よう。

毎日コタツにしがみついていて、散歩らしいことは何もしなかったので気晴らしにもなる。
そう決意した私、朝の家事を済ませると、榛名湖に向けて出発した。

だいぶ前だが榛名山が白くなったので、道中の雪が心配されたが、路肩にわずかに残っている程度で10時頃現着した。
湖は大部分が氷上に残った雪で真っ白だったが、小川が流入する東側は結氷を免れていた。

雲一つない快晴で風もなく、そこそこ暖かい。
私は歩きやすい湖畔の東側を手始めとして撮影を開始した。

今年初めての撮影だが、いつものお祈りは忘れない。
「どうかUFOが写りますように!」

厚めのジャンバーを来ていることや足元の雪を考慮し、カメラは広角21mm付きの一台とした。
重いカメラを2台首から下げると、機動性が少し損なわれるるからだ。

湖畔の東側に続いて北側を撮影し終わると、時間は早めのお昼時となる。
今日の榛名湖は、人出がほとんどない。

湖が全面結氷していないので、氷上ワカサギ釣りは解禁にならず釣り人はいない。
また冬の榛名湖は、高齢者向けの観光地とは言い難い。

いつもの癖で込み合う昼時を避けて、何度か入った和風レストランに早めに飛び込んだ。
こちらのお勧めは、ヒレカツ重だ。
薪ストーブが赤々と燃えていた。

昼食後は撮影を終了しそのまま帰宅した。
早めに帰って、撮影の結果を確かめたいと思ったからである。

撮影枚数は200枚程だったので、確認作業はこの日のうちに終わった。
2枚ほどそれらしき物が写っていた。

2枚目は丸い白い気球状の物体だが、不思議な航跡を残している。
おりしも中国の偵察気球が時事問題となっている。

今までも白い球体は何枚か写している。
あまりにも小さいので外形による判断は無理だが、いずれも十数秒後の次のカットには写っていないので、気球特有のゆっくりとした速度としては考えられない。

やはり、未確認飛行物体である.。

記事のUFO画像→DSC2837
記事のUFO画像→DSC2953



2023年4月20日

前回の取材よりひと月以上が経過してしまった。
実は3月8日に取材に行ったのだが、不思議なことにUFOは一枚も写っていなかった。
これは私としては珍しいことである。

写らないのを春霞のせいにしたが、もしかしたらお祈りが足りなかったのかも知れない。(笑)
それ以後強風が吹く日が多く、花粉やら黄砂が飛散し、家にこもる日々が続いてしまった。

今日は風もなく、比較的スッキリ晴れ渡っていたので、久しぶりの取材となった。
いつもの時間に出発し、午前10時頃に現着した。

道路工事のために途中迂回を強いられたが、新緑の山道は私にとって心癒される道中となった。
前回取材の轍を踏まないために、お祈りは念入りにした。

「どうかUFOが写りますようにお願いいたします!」
私はシャッターを押すごとに、この念を上空に向かって発信した。

榛名山はやっと桜が咲き始めた程度で、新緑には程遠かった。
しかし湖畔には、地元の方が植えたラッパ水仙がボチボチ見頃を迎えていた。
天国のお花畑のような風景だ。

私は湖東側から撮影を始め北側へと進む。
釣り人の姿もボチボチ見られ、観光客の車もだいぶ数が増えたようだ。

久しぶりの取材だったので、昼食後は北側湖岸も撮影した。
この時期にしては高温となり、下界は真夏日の所もあったようだ。

下界より4〜5度低いはずの榛名湖も、直射日光を浴びるとジリジリと暑く、数時間の滞在で真っ赤に日焼けしてしまった。

一通り撮影したので午後1時半過ぎ、私は帰宅することにした。
適度な歩行と日光浴、これだけで十分である。
何枚かUFOが写っていれば言うことは無い。

私は自宅を目指して帰路についた。
画像の確認は帰宅直後行ったが、精査は翌日となった。

一日がかりの精査の結果、11カットと言うこれまでにない数のUFOが写っていた。
これは心を込めたお祈りの成果だろうか。(笑)
ただしその約半数は、物質化する前のボヤッとした影であるが、レンズのゴミでは決してない。

カットの多くに鳥や昆虫らしき黒点が写っていた。
鳥や昆虫の場合、ほぼ1秒間隔の5枚連写のカット全てに写っていることが多い。

移動速度が遅い結果であるが、UFOの場合5カット中に写っていたりいなかったり、あるいは距離がかけ離れて写っていたりと特徴がある。

黒い影がUFOなのかと疑問を持つ方も多いと思われるが、青空にある黒い影はUFOでなければ怪奇現象である。
物質化する前のUFOと考える方が理解しやすいと私は思う。
そもそもUFOそのものが怪奇現象に近いが。(笑)

記事のUFO画像→DSC3534
記事のUFO画像→DSC3558

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記事のUFO画像→
DSC3753



2023年5月10日

前回の取材より約20日が経過した。
その間にゴールデンウイークがあった。

私は現在無職なので、人様がお休みの日は自宅にこもり、極力邪魔をしないように心がけている。
この日は連休も明け天候もまずまずだったので、新緑の榛名湖に向かうことにした。

ただし天気予報では少し風が出るようだ。
風は大抵午後から強くなるので、私はいつもより30分早めに自宅を後にした。

前回は冬枯れだったが、今回は目にもまぶしい新緑の榛名湖があった。
私は今回とある戦略があった。

それはいつもゴマ粒のようなUFOばかりなので、思い切ってわがままなお祈りすることである。
「今日はどうか少しいつもより大き目なUFOを撮影させてください!お願いいたします!」

私はこのお祈りとともに撮影を開始した。
釣り人はあちこちに見られたが、連休直後なので観光客らしき姿は少ない。

機動性を重視してカメラは広角付きの一台体制である。
いつものように東岸から撮影を始める。

そよそよと心地よい風が湖面を吹き抜け、新緑の中にチラホラ咲き出したツツジのピンクがひときわ映える。
私は散歩と日光浴と風景撮影と、あわよくばUFO撮影を兼ねて歩き回った。

いつもより開始時間が早かったので、昼食前に東岸から北岸さらに西岸へと撮影は順調に進んだ。
予定全域を終了したので、私は昼食後は帰宅することにした。

今年の春の気候は明らかにおかしい。
真夏日があるかと思えば霜注意報が出たりする。

2月に始まった花粉症以来、私の体調はあまり良くなかった。
春バテとも寒暖差疲労とも言われるが、コロナ騒ぎや物価上昇等の社会不安も影響しているのだろう。

いやその前に、今年の冬は例年になく寒かった。
水道管破裂騒ぎは、当地においては近年聞いたこともない。

加齢のせいかとも思うが、いまだにストーブをしまえないでいる。
最近やっと調子が良くなってきたので、本日の取材となった。

自宅に戻ると、いつものように撮影画像の確認をする。
300余枚の画像を精査するのは大仕事である。

精査は翌日にするが、画像確認の段階で数枚の巨大UFOを発見する。
詳細は後述するが、「少し大き目の!」のお祈りの成果だろうか。

精査は翌日だけでは終らなかった。
翌々日までかかった精査の結果、今回も10枚ほどのUFO画像が得られた。

湖上に出現した巨大な半透明の球体。
1秒間隔の5枚連写の1枚目に写っていたが、1秒後の2枚目には影も形もない。

非常な高速で飛び去ったか、次元移動したと推理する。
シャッタースピートが1/1250の高速シャッターにもかかわらず、静止していないのがそれを裏付ける。
また、半透明に見えるので物質感はないが、太陽光線が当たる反対側に影が見られるので、ある程度物質化しているものと推理する。

一方、榛名富士の横に現れた、タコが立ち上がったような赤い雲状のもや。
これは1枚しか撮影していないので、どれくらいの時間存在していたか分からないが、この日榛名富士は何枚も撮影しているが同様の画像は1枚も無い。
いずれも金属製の工業製品とはかけ離れた形状をしているが、何らかのエネルギー体と言うか、未確認の飛行物に間違いはないと思われる。

これらは撮影現場で目撃できる大きさであるが、不思議なことに、撮影中私はいかなる物も目撃していない。
帰宅後の自宅での画像精査によって、発見するばかりである。

その他小さい物は従来通りのゴマ粒UFOだが、黒点あり白点ありの種々雑多である。
UFOオンパレードと言った状況であった。
UFOに心より感謝!

記事のUFO画像→DSC3801
記事のUFO画像→DSC3868

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記事のUFO画像→DSC4063



2023年5月27日

前回の取材より17日が経過した。
毎週来るつもりが、天候や野暮用でのびのびになってしまった。

この日は土曜日で一般人は休日である。
本来休日は外出しないことにしていたが、この後一週間以上ぐずついた天気予報なので、やむなく榛名行きを決めた次第である。

一応、終日晴天の予報であったが、榛名湖は雲が多く撮影日和とは言えなかった。
それにやはり人出も多く、私自身落ち着いた撮影には程遠いものがあった。

しかし久しぶりの外出なので、気持ちを切り替えて撮影を開始する。
「今日も是非大き目なUFOが写りますように!」
天に向かってお祈りをすることは忘れない。

水仙も桜も全て終ってツツジを期待したが、ツツジも一週間ほど遅かったようだ。
花びらがしぼんでいるものが多いが、かろうじて岸辺の一株だけ威勢の良いものがあった。榛名湖とのコラボ写真として撮影する。

オレンジ色のツツジか大半であるが、紅紫色のツツジもチラホラと見られた。
これは開花時期が少し遅いようで、正に見頃であった。

観光客の笑い声がコダマし、バイク軍団の爆音が響き渡る中、足元のタンポポは大方綿毛となり旅立ちを待っているかのようであった。
私はそうした雰囲気の中、黙々と撮影を続けた。

しかし空の雲は次第に勢力を増し、11時頃には青空が見えなくなった。
私は東湖岸、北湖岸の撮影が終了した段階で、早めの帰宅を決めた。

帰宅後の画像精査は翌日になった。
しかし、撮影枚数がいつもより少なかったので、比較的短時間に終わった。

ざっと見の段階でめぼしいものが無かったので、あまり期待はしていなかったが、連続3カットに三角形の物体が写っていた。
最初は蝶かと思ったが、カメラ前の蝶にしてはピントが合いすぎているし、それに速度が速すぎる。

ピントがあっているので遠方の物体のようだが、そうなると蝶にしては大きすぎる。
1秒間隔の連写だが、コマ間での物体移動距離がかなりある。

じっくり観察すると、形としてはほぼ1年前の2022年6月28日に撮影した、「巻き糞型」UFOにそっくりである。(2022年小見出しの15番)
前回に比較し、3枚連続で撮影できたことは新しい成果だと思った。

しかし、UFOもいろいろな形があるものだと、改めて感心した次第である。

記事のUFO画像→DSC4196
記事のUFO画像→DSC4197
記事のUFO画像→DSC4198



2023年7月3日

その後当地も梅雨に入り、毎日梅雨空が続いた。
今年の梅雨はかなり長い。
しかし時折梅雨が明けたような猛暑日もあり、そういう日は取材も可能だったが、運悪く土・日だったりする。

これは経験上の話であるが、人出が多い時はUFOも出不精となるようだ。
何故か分からないが、なかなか写真に写らないと言うことだ。(笑)

実は前日の2日は絶好の好天となったが、日曜日だった。
じっと我慢の子を通した私は、翌日の3日もまずまずの天気予報だったので、満を持して榛名湖畔を目指した。

下界は猛暑日寸前の高温予報が出ていたが、現地はそよそよと涼しい風が吹きわたる快適な環境だった。
到着直後はやや雲の多い空模様だったが、次第に青空が広がりつつあった。

月曜日とあって人出も多くない。
何と言うラッキー!
釣り人はかなりいたが、ゾロゾロと歩き回る観光客は少ない。

私は往路より心を込めてお祈りにいそしんだ。
「今日もどうか少し大き目なUFOが撮影できますように!」
このお祈りは撮影が終了するまで念入りに続けた。

榛名湖東湖岸周辺は緑に覆われて、すっかり初夏の雰囲気だ。
涼しいとは言え、直射日光はジリジリと露出した肌を焼く。

私はいつもの撮影手法である5枚連写を繰り返し、湖畔周辺を撮り歩いた。
5枚連写とは、ほぼ1秒間隔で5枚連続でシャッターを切る動作である。

もし物体が写っていたら、次のカットで物体の動きが分かる。
あまり離れていないところに同じ物が写っていたら、移動速度は速くない。
もし写っていなかったら、相当高速で移動したか、次元移動したかである。

榛名湖畔には、以前のようなオレンジ色のツツジの姿はなかったが、ところどころに可憐な花が目についた。

真っ青な空に浮かぶ白い雲、深々とした緑に映える紫やピンクの花。
鬱々としていた梅雨気分も一気に吹き飛んだ感じである。

東湖岸に続いて北湖岸を回る。
こちらはうっそうとした樹林が広がり、その合間から空を見上げる。

UFOの撮影確率を上げるために、構図を破壊しない範囲で空の部分を大き目に取り入れる。
「また巨大UFOが写ったらいいなあ!」思いはそれだけである。

時間的に余裕があったので、北湖岸に続いて西湖岸に移動する。
こちらは榛名富士が正面にあるので、風景的にも特等席だ。

湖にも降りやすいので、釣り人も一番多い。
ブラックバス釣りが多いが、鯉の投げ釣りやヘラ釣り師がパラソルの下に陣取っていた。

西湖岸側には小・中学生の研修施設もあるので、カッター漕ぎ体験なども盛んに行われる。
この日も湖畔周回道路を歩く、小学生集団のにぎやかな声が聞こえていた。

必要な場面を撮り終えた私は昼前に撮影を終了し、昼食後に下山した。
下界は猛暑日一歩手前の、灼熱地獄だった。

自宅に戻った私は、巨大UFOを期待してとにかく画像確認を急いだ。
「残念!」PCに転写したパッと見の画像には、それらしき物の影も形もなかった!

撮影枚数は370枚に及んだので、画像精査終了には時間がかることが予想された。
そして二日を費やした精査の結果、それでも6カット程の成果があった。

UFOの形については、千差万別であることが経験上分かっている。
お皿型の、「いわゆる空飛ぶ円盤」はいまだお目にかかっていない。

一番多いのが球を押しつぶしたような楕円の物体、次に黒や白のゴマ粒状の球体、同じく黒や白のボヤッとしたエネルギー体状の物、そしてまれではあるが岩石状の物体である。

私はこれを「巻糞型」などとUFOに対して失礼な表現をしたが、正式には「岩石型」と改めることにしよう。
これが低山山頂すれすれの低高度を飛行している。

風に飛ばされたゴミ袋に見えないでもないが、いずれも撮影当時の天候よりそれは考えられない。
今回も冒頭の一枚がそれである。

ご丁寧に2個が対になって飛行している。
ツイン岩石型UFOとでも呼ぼうか。
お祈りが届いたのか、この日は6カットもUFOが撮影できて、私は幸せ者である。(笑)

いずれにせよ摩訶不思議なUFOである。

記事のUFO画像→DSC4307
記事のUFO画像→DSC4380
記事のUFO画像→DSC4395
記事のUFO画像→DSC4439
記事のUFO画像→DSC4471
記事のUFO画像→DSC4510



2023年7月20日

前回はUFOの大量ゲットであったが、その後が続かなかった。
ぐずついた天候が続き、その中でも猛暑日が発生した。
ゲンナリする暑さだ。

そんな中、あっという間に半月が経過した。
この日も、猛暑日が予報されていた。

しかし空は青く晴れ渡り、絶好の撮影日和となった。
下界は猛暑日でも、榛名湖畔の気温はは確実に5度は低い。
私は手早く家事を片付けて、榛名湖に行くことにした。

10時頃到着した榛名湖畔は、快晴だが綿あめのような白い雲が青空のそこかしこに浮かんでいる。
素晴らしい夏空だが、欲を言うと雲は少ない方が良い。

やはりUFOの隠れ蓑になりがちだ。素人考えだが。(笑)
気を取りなおして撮影にかかる。

今日も往路からしっかりとお祈りをして来た。
「どうか大き目なUFOが撮れますように!」

湖畔の葦は一段と成長し、木道の両側を覆うばかりになっていた。
直射日光を浴びるとジリジリと暑いが、木陰に入るととたんにひんやりとする。

蝶の撮影を目的としたカメラマンがいた。
10年ぶりに来たそうだ。

湖畔に車を止め、長椅子を持ち出してくつろいでいる人がいる。
バス釣りの若者も大勢いた。
課外活動の小学生の歓声が聞こえる。

そんな雰囲気の中、私は東湖岸、北湖岸、西湖岸を撮り歩いた。足元にはつりがねそうが清楚な花をつけていた。
オレンジ色の百合の花も私の心をなごませてくれた。

2時間弱の別世界逍遥が終わった。
私は300枚の画像と共に、灼熱地獄の自宅に戻った。

画像精査はやはり翌日いっぱいかかった。
今回は真っ黒な炭のような球体が多かった。

黒点は見極めが大変難しい。
虫や鳥との類似点が多々あるからだ。

その中でも2カットばかり、これは虫でも鳥でもない物を選んだ。
何と形容すべきか。
色が黒いので、石炭UFOとでも言おうか。(笑)

残念ながら、今日も大き目のUFOは撮れなかった。
次回に期待しよう。

記事のUFO画像→DSC4855
記事のUFO画像→DSC4856



2023年9月13日

前回の取材より2カ月近くが経過した。
実は前回の4日後、7月24日にも榛名湖に行ったのだが、不思議なことに成果は皆無だった。

一枚も写っていない。
こんなことも珍しいが、UFOの皆さんも連続出演はお断りのようだ。

以来猛暑日が続き、雲の多い天候も続き、自宅の涼しい部屋に籠城する日々となった。
9月に入り中旬になって、やっと真夏の猛暑が幾分和らいだので、晴天に恵まれた本日満を持して取材に臨んだわけである。

自宅の上空は見渡す限りの青空であったが、榛名山が見える地点まで来ると、なんと榛名山の周囲は白い雲に囲まれていた。
よほど引き返そうと思ったが、榛名湖畔を散策するだけでも良いと思いなおし、ダメもとで取材決行となった次第である。

前置きが長くなったが、途中ホットモットで弁当を買い、いつものように概ね10時には湖畔に立っていた。
榛名湖上空は、綿あめのようなもっちりとした白い雲に覆われていた。
真夏の入道雲である。

予想はしていたが、ガックリしたのは言うまでもない。
青空も一部に顔を出しているので、一縷の望みをかけて撮影を開始した。
「どうか少し大き目なUFOが写りますように!」お祈りだけは忘れにない。

ワカサギ釣りが解禁になったので、湖上には釣り船が浮かんでいる。
近々榛名湖畔マラソン大会も開催されるようで、時折ランナーの集団が通過する。
そうした比較的にぎやかな雰囲気の中、私は榛名湖東岸から始めた撮影を、雲の様子を見ながら西岸へ移動した。

足元を見るとヒナギクだろうか、白い可憐な花が咲いている。
うす赤いきのこの姿も見える。
それらに鼓舞されながら撮影を進めたが、やはり雲が多い天候は撮影意欲がいまいちだ。

UFOが雲に隠されてしまうという先入観があるのかもしれない。
結局撮影を一時間ほどで切り上げた私は、早めの昼食後榛名湖を後にした。

下界はまだまだ暑い。
猛暑日ではないがそれに近い感覚だ。

帰宅後は撮影画像の確認作業に入る。
撮影枚数は180枚といつもに比べそれほど多くはない。

一回目では気がつかなかったが、二回目のパット見で大変なものに気がついた。
それも一番最初、一枚目のカットである。
外輪山の小山の中腹に黒い物体が写っていた。

飛行高度や、その色が黒いので最初はカラスかと思ったが、形はまるでナマズである。
以前にも、おたまじゃくし様のUFO(こちら)を撮影しているので、それが低空飛行していたと思えば納得できる。

しかし、一番最初のカットに写っていたとは感慨深いものがある。
久しぶりの取材であることと、雲の多さに辟易していた私を、UFOが慰めてくれたのだろうか。

全体の精査が終了したのは翌日になった。
結果的に、合計3カットのUFO画像を得ることができた。

しかし、UFOの姿の多様性には驚くばかりである。

記事のUFO画像→DSC5338
記事のUFO画像→DSC5355
記事のUFO画像→DSC5446



2023年9月25日

猛暑もおさまったので、晴天に恵まれた本日すかさず榛名湖行きを決めた。
実は昨日の日曜日は、榛名湖ライブカメラによると雲一つない青空が広がっていた。

私は休祝祭日は人出が多いので取材を控えているが、特に昨日は湖畔マラソンが開催されたのでUFO撮影どころではない。
地団太踏みながら自宅にいた次第である。

この日は残念ながら、雲一つない青空というわけにはいかなかった。
前回ほどではないが、到着時点では湖の上空に薄雲が広がっていた。
ただし時間の経過とともに雲の高度が上がり、次第に秋の空になっていった。

いつもより30分早く到着した私は、例のお祈りと共に気合を入れて撮影を開始した。
湖畔周辺の林や野辺はやっと秋の気配も感じられ、名も知らぬ可憐な花々がポツリポツリと咲いていた。

湖上にはワカサギやブラックバスを釣る人の船が行き来している。

気温は上着を着ないと寒い程で、機材の入ったリックを背負って歩いても汗をかくことは無かった。

いつものように東岸から撮影を開始し、北岸、西岸とフルコースの撮影となった。

実に爽快だ。
猛暑による自宅軟禁の鬱積が一気にはれた感じである。

撮影枚数も前回に比べると倍ほどの370枚に達した。
もう思い残すことは無い。
私は満足感と共に自宅に戻った。

案の定、画像精査には時間がかかった。
いつものパット見では目につく物は皆無であった。
これには少しガッカリしたが、そうそういつも大物が撮れるわけはない。

二日がかりでのんびり精査したが、ゴマ粒サイズが6場面ほど得られた。
贅沢は言うまい。

写っていただけで感謝しなければいけないと思った。

記事のUFO画像→DSC5779
記事のUFO画像→DSC5820
記事のUFO画像→DSC5821
記事のUFO画像→DSC5822
記事のUFO画像→DSC5830
記事のUFO画像→DSC5831




2023年10月19日

10月に入るとさすがに猛暑日はなくなったが、夏日となる日はまだ時々あった。
しかし時期的に、榛名湖畔もそろそろ紅葉が始まる頃になってきた

紅葉の様子とUFO撮影を兼ねて取材に行きたいと思い、私は天気予報を注視していた。
この日は一日を通して晴天が予報されたので、満を持して榛名行きを決めた。

実は去る10月11日、同じような天候で榛名湖取材を決行したが、UFOに関してはなんと成果ゼロだった。
おりしも中東で、イスラエルVSハマス戦争が勃発したので、UFOもそちらの監視活動が忙しいのだろうと自分を納得させた。(笑)

前日の18日は雲一つない青空だったが、庭木の剪定作業を予定していたので、榛名湖行きが19日にずれ込んだ次第だ。
過去の経験だと、雲の多い日は成果がいまいちなので、UFO撮影には雲一つない青空に限る。

しかしこれも天の差配なので、私のような凡人には何が良いのかさっぱりわからない。
結果を先に言うと、本日は天の差配を実感するそんな日になった。

前置きはこれくらいにして、いつもより早めの10時前に現着となった。
前回が成果ゼロだったので、撮影前のお祈りは念入りにした。
「どうか今日は、少し大き目なUFOが撮れますように!」

湖畔上空は、白い秋のうす雲がなびいていた。
それでも、青空の面積は多い方だろう。

紅葉は部分的に始まったようだ。
ここは黄葉が主体で、真っ赤に染まる木々はそう多くない。

私は太陽光線が順光となる、いつもの東岸から撮影を始めた。
今日は気合を入れて、いつもは車で移動する北岸から西岸を徒歩で連続撮影をするつもりだ。

観光客はそれ程多くないが、湖上にはワカサギ釣り、バス釣りのボートが点在している。
風はほとんどなく、前回はジャンパーを着ていても風のために少し寒かったが、本日は日の当たる場所では汗ばむほどである。

湖畔周回道路を歩く人々とすれ違いながら、私は道路から水辺に降りる土手を上り下りし撮影を進めた。
11時を回り、西岸に達する頃になると、上空は徐々に厚めの雲に覆われだした。
そのために撮影枚数や疲労感から、撮影開始以来約2時間ほどで切り上げ、私は下山することにした。

下界に降りると一気に暑くなり、夏日に近い気温だった。
私は帰宅するとすぐに撮影画像をPCに移し、パット見チェックをした。

残念!その段階では290枚程の画像の中に、目につくような物体の姿はなかった。
あまり期待できないので、精査は翌日ゆっくりすることにしよう。

結果オーライとはこのことである。
たった一枚ではあるが、鮮烈なUFOの画像が写っていた。
ピントも物体にビシッと合い、固形物体としての質感も感じられる。

それも2機編隊である。
UFO編隊画像は初めてである。

その形は電球というかナスビというか、先端が太い楕円形である。
この形のUFOは初めてである。

この日は昆虫や鳥が多数写っているので、精査には神経を使った。
改めて昆虫や鳥ではないかと疑ってみたが、どう見てもUFOである。

前述したが、天候の如何にかかわらず写る時にはバッチリと写る。
これが天の差配かと思った次第である。

記事のUFO画像→DSC6154




2023年10月26日

何としてでも真っ青な空のもと、紅葉とUFO写真が撮りたいものだ。
さる5月10日以来、榛名湖は半年近く雲にたたられている。
前回も残念ながら雲が多かった。

そんな折、秋らしい青空が広がる旨の天気予報が出た。
前回の取材からまだ一週間だが、矢も楯もたまらず榛名湖に駆けつけることにした。

下界から見上げた榛名山は、まさに雲一つない青空のもとにあった。
しかし油断は大敵である。

現地に着くまで安心はできない。
以前下界は青空でも、現地に着いたら榛名山上は雲だらけと言うことがあった。

しかし前回は雲が多めであったが、図らずしも良い映像が得られた。
必ずしも雲があると絶望ではない。
不思議な天の差配である。

そんなことを考えながら、慎重に曲がりくねった細い山道を進む。
そして最後の峠をぬけると、眼下には榛名湖が広がっていた。

素晴らしい!思わず叫び声が出るような青空だ!雲一つない青空とはこのことだ。
まさに、待ちに待った風景である。

私は最高の気分と共に、撮影にとりかかることにした。
紅葉も前回より進んでいた。

恐らく天候と言い、紅葉の具合と言い、今日が見納めになるだろう。
私はいつものお祈りの後、気合を入れて撮影を開始した。

天気が良いせいか、あるいは紅葉が進んだせいか、湖畔には前回よりかなり多い観光客が訪れていた。
若いカップル、老夫婦、一人旅の女性、生活に疲れたような中年男性、教師に引率された小学生の集団などなどである。

私はそうした人々とすれ違いながら、榛名湖の紅葉風景を撮り進めた。
もとより、逆立ちしても姿が見えないUFOなど、撮影しようもないが…。

榛名湖東岸、北岸、そして西岸部分の約半分を徒歩でみっちり撮影し、時間も正午近くになったので取材終了とする。

正午に近づくにつれ東から、真っ青だった空にふわふわとした綿あめのような白い雲が集まり出した。
撮影終了の良い頃合いだ。

そして、ホットモットの弁当で昼食を済ませた後、私は直ちに下山した。
驚いたことに、下界はまだ夏日に近い。
ただし湿度が低いようで、そう不快ではなかった。

帰宅後カメラの画像をPCに移し、直ちにパッと見に入る。
撮影枚数は360枚に及び、パット見でも見ごたえがある。

しかし残念!目につくような大きさのUFOは皆無である!
いくら青空でも、写らないものは写らないということか・・・。
意気消沈した私は、精査は翌日に回すことにした。

翌日は早朝4時より精査を開始した。
各カットには青空のもと、素晴らしい紅葉風景が写っていた。

精査を続けていると所々にゴマ粒ながら、虫でも鳥でもない物体が写っている。
このサイズではパット見では分からないはずだ。

そのゴマ粒状の物体は、後半に近づくに従って数を増していった。
白いゴマ粒が大半だが、その他灰色の物、ボヤッとした半物質状の物、種々雑多である。

一画面で6機の白いゴマ粒UFOが最多だったが、各カットにはそれらが入れ替わり立ち替わり写っているものと思われる。
こんなことは今までにはほとんどない。

一秒間隔の5枚連写が私の撮影スタイルだが、その中に1カット写っていれば良い方である。
それが連続に写っているなど、信じられない事である。
UFO乱舞の様相とはこのことだ。

従って、全部で16カットの新ページができてしまった。
代表的なものだけ数カットにしようと思ったが、UFOのサービス精神を尊重して、写っているものは全てアップした次第だ。

感謝感激雨あられとは、私の心境である。
ありがとうUFO!

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記事のUFO画像→DSC6563 記事のUFO画像→DSC6708 記事のUFO画像→DSC6709
記事のUFO画像→DSC6732 記事のUFO画像→DSC6733 記事のUFO画像→DSC6734 記事のUFO画像→DSC6736
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記事のUFO画像→DSC6757 記事のUFO画像→DSC6758記事のUFO画像→DSC6760記事のUFO画像→DSC6772



2023年11月8日

今年の榛名行きも紅葉の終了と共に終わったか。
そんな気持ちになっていたが、この日の天気予報を見た時、にわかに榛名湖に行きたくなった。

ここのところ季節外れの夏日が続いたり、強風を伴う荒天となったり、秋らしい爽やかな青空に恵まれなかった。
ところがどうだ。
この日の天気予報は、雲一つない秋らしい青空が広がると言うではないか。

前回より二週間弱が経過したので、榛名の紅葉ももう終わっただろう。
それでも良い。
もう一度榛名湖に行ってみよう。

私は本当に最後となるかも知れない榛名行きのために、いつもより1時間前倒しで準備をした。
そして現地到着午前9時。

素晴らしい青空だ!まさに雲一つない!
前回は昼に近づくにつれ、どこからともなく雲が集まってきたが、今日はその気配は微塵もない。

今日も気合を入れて撮影するぞ!
私は念入りにお祈りをした後、撮影を開始した。

やはり榛名山は枯れ木が大半を占めていた。
枯れ木も山の賑わいだ。
その中でも、カエデだけがまだ紅葉を残していたのがうれしい。

天気が良いせいか、今日も観光客が多いようだ。
高齢夫婦をはじめ、家族連れ、若いライダー、スポーツカーに乗ったカップル、一人旅の女性などが湖畔を歩いていた。

その中で、ワンちゃんを4匹連れた女性がいた。
湖畔沿いの木道わきのベンチにワンちゃんを並べて、記念撮影をしていた。
大きなお世話だが、小型室内犬でも4匹となると世話も大変だろう。

湖上には、ワカサギ釣りやバス釣りのボートが行き来している。
風はややあるが、釣りに差し障りがある程ではない。

今日は時間的に余裕があるので、まず東岸を撮影した後、車で北岸に移動し、それからは徒歩で西岸の端まで撮影することにした。

いつもは21oの超広角レンズ付きのカメラ1台だが、135oの中望遠レンズ付きのカメラも首から下げての2台体制とした。

これは万一上空にUFOを発見したら、すかさず撮影する作戦である。
しかし首から2台のカメラは、かなり重く感じるものだ。

そんなこんなで、西岸の端までの2時間がかりの撮影が終了した。
実に爽快だ。
もう思い残すことはない。

撮りたいものは全て撮った。
私はホットモットの弁当を安堵の気持ちと共に食し、紅葉の最後を惜しみつつ榛名湖を後にした。

いつものように自宅で撮影画像をダビングした後、パット見にかかった。あらら?いつもと違って、パット見で2点ばかりヒットした。

ゴマ粒より少し大きい白い物体である。
青空に白い物体なので、イヤでも目に入る。

これは期待が持てるぞ!
そう実感した私だが、画像精査は翌日ジックリすることにした。

翌日は早朝4時より、気合を入れて画像精査を開始した。
その結果は驚くべきものだった。
前回の16カットの倍近い、31カットにUFOらしきものが写っていた!

私の撮影手法は、1秒間隔の5枚連写である。
それによって、被写体の移動速度が分かると考えている。

5枚中1枚しか写っていなければ、その1枚の1秒前後の画面にも存在しないことになる。
つまり物体が高速度で移動したことをあらわす。
そして複数枚写っていれば、写っている場所により移動距離が分かる。

今までは複数枚数に写っていることはまれだった。
それが今回はどうだ。

5枚連写の全てに写っているものが、かなりあるではないか。
移動速度も極めて遅い。

静止画画面ではどれも同じように見えるが、静止はしていない。
原画を連続で見ると、少しずつ動いているのが分かる。
そこで、矢印の向きを変えて差別化した。

そして最後の方になると、またUFOの乱舞となった。
確認できるだけで、最多で8機ものUFOが写っていた。

今回もゴマ粒状の白い球体が多いが、やや大きいまゆ玉状の物体も散見された。
この形の物体は以前も撮影している。

UFOが写っている画面は残さずアップした結果、合計31枚にもなった。
サイトを更新するのに、とんでもない時間がかかったことは言うまでもない。
うれしい悲鳴とはこのことである!

記事のUFO画像→DSC6932 記事のUFO画像→DSC6933 記事のUFO画像→DSC6934 記事のUFO画像→DSC6935
記事のUFO画像→DSC6936 記事のUFO画像→DSC6937 記事のUFO画像→DSC6944 記事のUFO画像→DSC6945

記事のUFO画像→DSC6946 記事のUFO画像→DSC6947 記事のUFO画像→DSC6948記事のUFO画像→DSC6949
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記事のUFO画像→DSC6973記事のUFO画像→DSC6974記事のUFO画像→DSC6976記事のUFO画像→DSC6977
記事のUFO画像→DSC6978記事のUFO画像→DSC6979記事のUFO画像→DSC6980記事のUFO画像→DSC7003

記事のUFO画像→DSC7029 記事のUFO画像→DSC7031記事のUFO画像→DSC7032記事のUFO画像→DSC7033
記事のUFO画像→DSC7035記事のUFO画像→DSC7036記事のUFO画像→DSC7041



2024年5月10日

昨年の12月6日を最後に、5カ月ぶりの榛名湖行きとなった。
今年は頻繁に雪が降り、車にスタッドレスを履いていない私はしばしば足止めをくらった。

春になり絶好の天気になった日は、モンゴルからの黄砂に襲われ、榛名湖行きを断念したこともある。
その他強風が吹き荒れたり、大量の花粉が飛散したりで、本年最初の榛名湖行きが5月に入った次第である。

5月は特大のUFOが写りやすい季節なので、私は前日よりワクワクしていた。
天候は文句のつけようもない雲一つない青空で、風もほとんどなかった。

私はいつものように午前9時頃に家を出た。
今年は特に天候不順で、2月に夏日があったり4月には真夏日もあった。

この日は下界は夏日予想であったが、榛名湖は暑くも寒くもない快適な気温だった。

すっかり新緑に包まれた湖畔には、満開のボタン桜やピンクのツツジが咲き誇っていた。

冬から春にかけて、散歩らしい散歩をしていなかった私は、素晴らしい環境の中を歩き回れるだけで幸せ者だと思った。
更に欲を言えば、特大のUFOが撮れれば最高なのだが。

いつものとおりお祈りをした後、湖畔東岸より撮影を開始する。
どこを撮っても絵になる風景なので、撮影枚数はどんどん増える。

東岸の後は車で北岸に移動し、ここから先は徒歩で西岸まで撮り進む。
久しぶりの歩きと、湖岸の土手の上り下りを繰り返したので、撮影終了時の正午近くにはヘロヘロになってしまった。

午後になると太陽光線の関係か、風景の透明感が落ちるので、いつも撮影は午前中としている。
久しぶりの榛名湖行きであったが、この日も昼食後はそのまま下山した。

帰宅後ただちに撮影画像をPCに移した。
撮影枚数は350枚に及んだため、詳細確認は翌日に回すとしてパッと見確認をした。

残念!この段階で特大UFOは確認できなかった。
特大UFOはパッと見画面で確認できるものだ。

しかしまあ、そうそう特大UFOが写るはずもない。
好天気の新緑の榛名湖畔を、気持ちよく散歩が出来ただけで良しとしよう。

翌日の詳細画像確認は一日がかりとなった。
結果的に豆粒サイズではあるが、4カットばかりUFOとおぼしき画像が得られた。

この時期、鳥や昆虫らしきものが多数写っているが、それらを一切排除した結果である。
今年のUFO撮影デビューは、まずまずの結果と言えよう。

記事のUFO画像→DSC7450
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記事のUFO画像→DSC7577



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